変わりゆくもの、変わらないもの
2023.08.28-09.01 環境系学生未来塾 in 屋久島
気づけばもう
未来塾には10回以上参加している。
大学3年生の時、「一生に一度の屋久島」と思って訪れたあの時には想像もしていなかったくらい
自分の人生と共にある存在になっている
大切で、存在感が大きいからこそ
自分の中で取り扱いが難しくなったりもする
未来塾から生まれたつながりやそこで体験したことに大きく救われてきた一方で
大事すぎるが故に手放せないものもあったりして
ここ数回はその葛藤の中で大きな嘆きを抱くことが多かった
今回は、ひさびさに純粋な
石黒燈としてその場にいられた未来塾だった
〇〇するのがわたしの役目だから、とか
参加者や他のチームメンバーのために、とか
そういうものを全て手放して
ただ、わたしとして、そこにいる時間だった
反射のように他者に貢献したくなったり
役割を担っていない自分を必要ない存在だと評価する自分も出てきて
その度に、立ち止まり、
今の自分に湧いているものを観察する
本当に喜びからできることだけを表現する
その繰り返しをする5日間
今までの他者貢献をすることで自分の居場所を守ってきた自分と
これからの自己表現をする中で自分の居場所をつくっていきたい自分
その狭間に立ちながら
いろんな感情を味わった
「変わりゆくもの、変わらないもの」
今回の未来塾を一言で表すとしたら…
そんな問いに湧いてきた言葉
2018年に未来塾に出会ってから
わたしや未来塾を取り巻く環境は大きく変わってきた
未来塾に関わるメンバーも増えてきた
環境が変わりゆく中で、
その変化に心がついていかない自分がいた
「わたしはなぜ、こんなにも関わり続けているのだろう…」
ここ1、2年はそんな問いとともに生きていた
まだ、その問いの答えは出ていない
答えなんて別に要らなかったのかも、と思っている
でも、変わらないものがあることにも気づいた
それは、未来塾の場で起こる1人1人の変容の姿を見るのが好きだ、ということ
はじめましての出会いから
また会いましょうの旅立ちまで
一人一人が真剣に自分と向き合い
自分が本当に大事にしたいことを言葉にしていく
そのプロセスをともに過ごす中で
自分の中で発見や深化が起こっていく…
その体験が好きだ、ということ
どんな自己啓発本を読んでも
知識として人の変容について学んでも
リアルに起こる小さな変化を肌で感じ取ること以上に
刺激的で体感覚として身体に残ることはない
未来塾の場をともに過ごす中で
言葉になりきらない発見がたくさんあって
それはいつか本当に必要な時に
語りとして自分の内側から表現されていくであろう、ということ
言葉になる前に自分の行動として形になっていくだろう、ということ
未来塾の前と後で
身体から発される何かが
確実に変わっている感覚があるのは
紛れもない真実で
そういう体験を繰り返す中で
自分への、人間という生き物への信頼が増していく
人はみんな常に大事にしたいことを
全力で表現している
ただそのことに気づくだけで
どれだけ世界が違って見えるだろう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?