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クリスマスに異国の祈り①



もうすぐクリスマスです。

ケーキの広告にそわそわしたり
なんとなく赤い服を着てみたくなったり
誰かに何かを渡したくなったり。

いささか普段と違う街の気配に、心小躍りする方も多いのではないでしょうか。お買い物中に流れるクリスマスソングで少~し踊ってしまうのは私だけ?

ワクワクの正体は、クリスマスにくっついた愛しい思い出たちだったりするんだろうな。

仕事に追われてた頃は繁忙期ということもあって全く楽しむ余裕もなく、閉店間際のお店でチキンとケーキを慌てて買うような感じでした。豪華じゃなくても精一杯のお祝いで満たされて、あれはあれで良い思い出です。

ゆったりした近年。
今年はどうしよっか?と感じてみた時に、久しぶりに教会に行ってみたくなりました。

みなさんは教会に行かれたことはありますか?

神社やお寺は馴染み深いけれど、教会で祈る機会はなかなか無いものですよね。私も以前はクリスチャンじゃないと入っちゃだめなの?と思っていたくらいです。


初めて教会のミサに参加したのは10年ほど前。フランスを旅行中にパリにあるメダイ教会を訪れてみた時のこと。その日はちょうど日曜礼拝の日でした。

入ってみたいとウズウズしながらも現地の人でいっぱいで日本人も見当たらない…でもドアの外から少しだけ見えるマリア様の絵が本当に美しくてどうしても気になる…!どうしたものかと近辺をうろうろしていました。

ちょうどその時、教会の方が通りかかられて、私ににっこり微笑んで下さいました。言葉は無かったけど、「どうぞ」と言って下さった気がしてとても嬉しかったのを覚えています。

おそるおそる聖堂の中に入ってみると淡い水色の壁画に優しいマリア様に天使たち。フランス語で読み上げられる聖書の響きが美しいこと。内容はさっぱりわからないし、立ったり座ったりも見よう見まねだったけれど、貴重な体験でした。



毎年クリスマスが近づくとこの思い出が浮かびます。
やはりイエス様に由来した行事だからでしょうか。


今年は思い出すだけじゃなく、新しい体験をしてみようと初めて日本の教会でクリスマスミサに参加してみることにしました。どんなクリスマスになるのか。今から楽しみです。


(この記事は2022.12に別サイトにて記したものを転用しております。)



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