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VECアンリミテッド環境 プルソンヴァンパイアのデッキ構築について (10/28追記)

この記事は、私が管理人を務める「プルソン研究室」に研究報告としてあげたものの、修正を加えた転載である。
ミスなどがあっても、軽い気持ちで見て欲しい。

今回の研究テーマ

現行デッキを環境に適応させる

まず、いわゆる現行デッキ(ROG終期時)を載せておく。

前環境では「豪風のリノセウスエルフ」「復讐ヴァンパイア」「エイラビショップ」など、パワーの強いデッキが環境に多数いた。
なので、STR期に採用していた「熾天使の剣」をそのまま2枚「ブラッドレイジ」に置き換える構築を用いていた。
(結論としては、サディスティックナイトや吸血の刻印などが汎用性も高かったかもしれませんが、ここではその辺りの議論は割愛します。)

まず、構築する上で今環境でもそのまま使えるカードを見ていこう。


◯不穏なる闇の街(3)
→・(ほぼ)確定構築において、2cで2面広げられる。
 ・復讐 回復ソースとしても働く。
 ・0cでデッキ圧縮も可能。
この辺りが優秀すぎて、構築から抜く理由がない。

◯狂恋の華鎧・ヴィーラ(1) & 黒死の仮面(3)
→対疾走が多い今環境に於いて、フェイスダメージカットが優秀すぎる。
 豪風のリノセウスエルフにおいては併用も検討。
 たとえ確定構築にならなくても、カードパワーが高すぎる為、採用。

◯群れなす飢餓(3)
→2c3点が純粋に優秀。 同じフォロワーが並んだ時に、リソース消費やPP消費を最小限まで抑えることのできるカード。

◯月と太陽(1)
→3/2/2交戦1回復と3/3/1交戦時1ダメージを兼ね備えたスペル型フォロワー。
 それだけでなく、無限リソースの為 手札消費無しで処理に回れるのも優秀。
 基本はアマテラスだが、8t昏きを見越す場合ツクヨミを取ることもできる。

◯ブラッドムーン(3)
→置き型「絢爛のセクシーヴァンパイア」。この環境をコントロールするのに必要不可欠である「ディアボリック・ドレイン」「黙示録」のコストダウン 及びカウントダウン4という比較的ロングカウントなので、プルソンの変換元となるのが優秀。

◯昏き底より出でる者(2)
→下方修正が解除されたことにより、進化8点 フェイス最大16点が出せるように。
 進化フォロワーとしてだけでなく、8t昏き9t黙示録などすればあっという間に残り4点まで持っていけるサブプランが立てられる。なお、ROGアザゼルにも実質2回攻撃が可能な為、詰めやすくなっている。 

◯ディアボリック・ドレイン(2~3)
○黙示録(2~3)
○プルソン(3)
→割愛、説明は不要だろう。
※ディアボリック・ドレインと黙示録は合計5枚になるように環境に応じて調整。

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続いて、自由枠を検討する前に
VEC前期現在の環境を見ていこう。
デッキ別に簡単にまとめていこう。

●黄金都市ビショップ(以下都市B)
(疾走型とセラフ型と2種類あるが、ここでは疾走型を見ていく。)
エクセスプリーストや聖弓の使い手・クルトなどを用いて盤面の除去をし、
壮麗なる隼や、森の参謀・ムニャールなどを用いて打点を稼ぎ、
上記疾走札や白き刃・アニエス、飢餓の輝きでフィニッシュを狙うデッキ。
→10/28 黄金都市の下方修正が発表。

●ドロシーウィッチ(以下ドロシーW)
知恵の探求者・クラークや軽スペルでスペルブーストを稼ぎ、
カオスウィザードや運命の導きを用いて手札補充をし、
疾走札や、魔法剣のバフ、真理の術式を用いてフィニッシュを狙うデッキ。

●エイラビショップ(以下エイラB)
エイラの祈祷を用いた回復トリガーの盤面バフで場面制圧をしていくデッキ。
聖なる弓使い・クルトでの打点も出せるので、万一盤面押し負けても対応ができる。

●アグロ(アマツ)エルフ(以下アマツE)
フェアリーブレイダー・アマツの「6枚以上〜」のファンファーレを用いた攻撃を得意とする。
足りない打点を水晶の指揮者・リリィやリノセウスを用いてフィニッシュを狙うデッキ。

●豪風のリノセウスエルフ(以下リノE)
豪風のリノセウスを6枚以上プレイすることにより、高打点疾走を出すデッキ。
数多くのバウンスカードや、処理スペルを用いた場面コントロールも得意。

●アグロヴァンパイア(以下アグロV)
低コストフォロワーで打点を稼ぎ、バフカードで疾走バフ、レイジコマンダー・ラウラを用いた高打点でフィニッシュを狙うデッキ。
手札補充も悪夢の始まりやヴァンパイアシーカー・ユナにより、容易に。

以上の考察をまとめて、広く抑えられるカードが詰まるところこちらである。

こちらのカードで、残り16枚の枠を埋めていこう。

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・眷属への贈り物
 0コストで10コストを生み出せる超強力カード。
ただしトップ力が弱くなるので、今期の3枚採用は躊躇われる。
追記→それでもカードパワーが高すぎるため、3枚採用に至った。

・堅牢なる天使
1/1/1守護で、疾走を止めるための札として優秀なカード。しかもプルソンから出てこない。上記のエイラB以外の対策カードとして非常に優秀。
ただし眷属への贈り物同様トップ力が弱くなるので、今期の3枚採用は躊躇われる。

・神秘の指輪
疾走札を返却するのに優秀なカード。前期は1ppのスキが無かったので、採用は見送ったが、今期は1枚なら良いかもしれない。

・天使の泉
狂恋の華鎧・ヴィーラや、月と太陽の処理打点をあげたり、デッキ圧縮ができたり、変換元ともなれる優秀なアミュレット。
今期はドローソースの拡充・処理スペルの増強があった為、かなりの自由枠となる。

・姦淫の口づけ
1c2点1回復ができるスペル。
採用は6tの3c+2c+1cという動きが強力で、後述する「大悪魔の腕」の採用がしにくい為、採用しにくい。
相手がリノEの場合は先攻1tで豪風のリノセウスを出してきた時のほぼ唯一の対策となる為、1~2枚採用なら環境によってはありかもしれない。

・インサニティ・マナ
VECから追加されたトークンアミュレット「ナテラの大樹」を生成できるスペル。
10t以降であれば、0cで3点ダメージ3点回復もできるバグカードと化すが、長期戦まで行くことは稀であるので、サブプランの重要性も加味して、後述の「荒野の休息」との選択となるだろう。

・鮮血の花園
カウント4の1cアミュレット。5tに出せば、8tまでに3点が稼げてることになり、マナのくっつきも良い為採用を検討しても良いが、如何せん自らも3点を喰らうことになるので、ヘルスコントロールを慎重にしなければならない。採用するなら1枚。

・熾天使の剣
都市Bに対して黄金都市をわることができ、遅延を強要できるカード。
ただし、2cで有利に使えるカードが「マジックオウル」「心眼の双葬女・レディ・グレイ」「狂恋の華鎧・ヴィーラ」の進化後ぐらいなので、採用には要注意。最大2枚。→10/28 黄金都市の下方修正が発表。ほぼほぼ不要のカードとなる見込み。

・荒野の休息
「インサニティ・マナ」の欄でも少し触れたが、サブプランの重要性によって採用枚数が変わるカード。2c2回復で0cでナテラの大樹を持っておけて、熾天使の剣や虹の輝き対策もできる優秀なカード。だがOTKプルソンは、あまり手札を回すデッキではない為、1~2枚採用が現実的。

・血の取引
2c2ドローという詐欺カード。序盤の手札調整が非常に容易になるので、確定枠にするかも悩むカードであったが、2 点自傷が少し痛い。荒野の休息、鮮血の口付けなどと同時採用すると、リスクを最小限に抑えることが可能。

・鮮血の口付け
2c2点2回復と、通常のデッキならコストパフォーマンスが悪すぎるカードだが、プルソンにおいては優秀な処理カードとなる。今期はヘルス2が多い為、採用しても良い。

・悪魔の囁き
2cランダム5点双方1ドローとかいう、強者の威風もビックリのカード。
リソースも消費しないが、相手もドローさせてしまうのと、ランダムダメージなので、気をつけて使っていきたい。2~3枚が有力。

・覇食帝の調理
悪魔の囁きと違い、指定できる5点ダメージ。基本的に進化権が余り、こちらの方が体力が低い事が多いので採用し得なスペル。
ただしそこまで汎用性が高いかと言われると、3cであり、横並びしてくるこの環境において3枚は採用し難い。

・吸血の刻印
サブプラン(昏きへの使用)を大きく見るなら採用しても良いかもだが、基本的に回復はブラッドコアや、相手フォロワーへのダメージも他の2~3コストスペルに劣る、1c4点もディアボリックドレインで事足りてるので、そのあたりの代用カードとなるだろう。

・ブラッド・コア
10回復というコントロールデッキに於いてはヨダレが出るほどほしいカードだが、フォロワーをそこまで出せない点(変換元にする事で若干解決はする)や、テンポロスも否めないので、即決3投は出来ないが、現在1枚は入れておきたいカード。

・レイジコマンダー・ラウラ
プルソンでの変換後に出てきた時に、進化フォロワーが昏き底より出でる者と干渉するので諸説があるが、サブプランを大事にしたい場合は、検討しても良いかも。
入れるとしたら1枚。

・大悪魔の腕
「姦淫の口づけ」でも記したが、現状6tにAoEを打つとして、3c+3cの動きがそこまで強くないので、今期は選択肢としての扱いに留めておく。
→10/28 マーキュリーイージス・シオンの上方修正が発表。AFネメシスが動くのであれば採用の余地あり。

・アルカード & ギルガメッシュ
基本的に採用は「エーテル不足の代用」としてか、「疾走札」を増やすという意味合いでだが、一応入れておく。

・ゼウス
変換後に5点疾走・ヘルス10の守護必殺という、多くの役割を持てるフォロワー。ただし、打点が5点と他のフォロワーに1点劣ったり、3枚採用による手札圧迫などを考えると、個人的には2枚採用を勧めたい。

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以上のことをまとめると、現状の構築はこうなった。

かなり構築が変わったが、道中が変わっただけでフィニッシュプランは変わらない。

今後も環境の変化への対策や、ここに出したカード以外の利用価値を探し求めていくこととする。

→11/12追記
今期の新たな解答とも思える構築が完成した。
上記のデッキよりかはこちらをオススメしたい。

以上

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