Leahyってなんだよ(音楽・ミュージシャン紹介)

(過去に別のところで書いた紹介文の再掲・加筆です)

 自分には一時期音楽を少しだけ聴き漁っていた時期があるのですが、その頃に出会い、今なお生涯でもっとも好きな音楽を生み出したグループがいます。それが表題のLeahyというグループなのですが、少なくとも日本では有名とまでは言えないと思いますので、より多くの人の目に耳に留まってほしいなということでふんわりとこのバンドについて紹介します。

リーヒ(Leahy)は、カナダケルトバンド。バンドメンバーはオンタリオ州レイクフィールド出身の11人兄弟からなり、現在はそのうちの8人が活動している。現在の楽器構成はフィドルが3人で、ボーカル、ギター、ピアノ、ベース、ドラムがそれぞれ1人ずつとなっている。(wikipediaより)』

 ケルトバンドとありますが、そもそもどんな曲がケルトと呼ばれるべきものなのかについては諸説があるようです。自分もそこまで詳しく把握していないのですが、漠然とヨーロッパの民族音楽の一種であると認識しています。アイリッシュというジャンルに分けられることもあるようです。
 このバンドの魅力は上記のwikipediaの楽器構成にも記述されている、フィドルにあると思っています。これもしっかりと確認しているわけではないですが、フィドルはほぼバイオリンの別称のようです。時に激しく、時に軽やかに、時に物悲しく、時に勇壮に。同じ楽器から生まれているものとは思えないほど多種多様な表情を、Leahyのフィドルは見せてくれます。残念ながら自分はこれ以上の表現で音を文章で伝える技術を持ち合わせておりませんので、是非とも音源で聞いてくれというほかありません。
 公式でMVがアップロードされている(https://youtu.be/Jt-TCIAh4pI)のですが、アップロードされているのはどうやら直近のボーカル楽曲のみです。自分が真にお勧めする90年代終盤から2000年代初頭の動画が公式にあればいいのですが、そのあたりの楽曲については非公式動画(オブラートに包んだ表現)しかないようです。かつての公式サイトではyoutubeのLeahyの検索結果につながるリンクが貼ってあり、リンクを示す以上は非公式動画の認識もしていたとは思いますが、現在はそのようなリンクも見当たらないので、ここでそれらの動画を直接貼ることは避けておきます。ただ、良くないかもしれないという認識をしてもなお、「Leahy & Chieftains - B Minor」で検索をかけて一番上に出てくる動画は本当に素晴らしいという紹介だけはどうしてもしておきたいと思います。アルバムCDについては一時期はamazonで数千円していましたが、現在は中古品であれば600円台で購入できるようですので、それほど抵抗なく入手できるのではないでしょうか。
 ではいざCDを入手しようと決意された方に対してのおすすめですが、これはファーストアルバムの『Leahy』一択だと思っています。少なくとも自分にとっては一切「捨て曲」のない、満足できる楽曲だけで詰まった最高のアルバムです。これで合わなければ以降のアルバムもおそらく合いません。セカンドアルバム以降はボーカル曲もあるので、逆に合う方もいるかもしれませんが。楽曲内では初っ端の「B Minor」が最もクールだと思います。ここでクールと思えなければもう聴かなくてもいいかもしれません。
 Leahyは1998年にファーストアルバムを出した大ベテランのグループですが、現在でもまだまだ活動中です。実はふと思い立ってこの記事を書くまでは記憶から消えていたので、活動中であったことも知らず、直近の楽曲も率直に言って自分の趣味ではないのですが、またいつかB Minorのような楽曲を生み出してくれるといいなと思います。

(ファーストアルバムのamazonリンク)https://amzn.asia/d/4Rt8N2p

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