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京大病院との医療従事者向け勉強会を開催

2024年6月12日(水)、京都大学医学部附属病院 医療安全管理部の部長・教授 松村 由美先生のお声がけにより、140人以上の医療従事者(医師・薬剤師・看護師・歯科医師など)が集まる勉強会が開催されました。本勉強会には、弊社harmo株式会社も企画者として参加し、代表取締役Co-CEO石島 知が講演を行いました。また、講演後には参加者との意見交換や、デモンストレーションを行いました。

今回の勉強会は、オフラインとオンラインのハイブリッド形式で実施されました。

■講演概要
1. 京都大学医学部附属病院 医療安全管理部 部長・教授 松村由美先生
テーマ:電子版お薬手帳の活用による「薬剤安全の世界」の実現

松村先生は、以下の内容について詳述されました。
・患者さんを中心とした効率的かつ正確な情報共有の重要性について
・医療機関における電子版お薬手帳やマイナポータル/マイナンバーカードの活用による薬剤の安全性を向上させる可能性について

正確な服用歴を管理するためには、患者さんがご自身の薬歴を正確に把握し、電子薬歴システムを活用することが重要です。お薬手帳は、患者が自ら薬剤管理を行うための有用なツールであり、その普及が求められています。

松村先生は、「患者さんご自身が積極的に医療に関わり、いつでもスマートフォンから服薬情報を医療従事者に提供できるようにしたい」と述べられました。

京都大学医学部附属病院 医療安全管理部 部長・教授 松村由美先生

2. harmo株式会社 代表取締役Co-CEO石島 知
テーマ:電子版お薬手帳を基盤としたPHRの医療機関での活用と課題

石島からは、京都大学病院とharmo株式会社が共同で行った周術期の薬剤管理に関する実証事業について説明しました。この実証事業の結果から、病院薬剤師の周術期の薬剤管理において、harmoシステムを医療機関に導入した場合、薬剤管理において有効であることが示唆されたことを報告しました。

また、石島は「PHRの普及を進めるためには、医療機関と薬局、患者さんの三者が連携を強化し、PHRサービスを地域単位で使えるようにすることが重要です。」と述べています。

harmo株式会社 代表取締役Co-CEO石島 知

■医療従事者との意見交換会
参加者からは周術期薬剤管理に関して困っていることや、harmoシステムを使って改善できそうなことなど、さまざまなご意見をいただきました。

医療従事者の声

■デモンストレーションの実施
講演会後は、オフライン参加者限定で松村先生とharmo株式会社PHR推進部のメンバーによるharmoシステムのデモンストレーションが行われ、実際にharmoのスマホアプリや医療従事者向けのシステムの操作方法をご覧いただきました。参加者の皆さまには、harmoシステムの利便性を実感していただくことができました。

harmoのスマホアプリを用いて使い方を解説する松村先生


術前外来時の電子カルテへの情報入力のフローをPHR推進部が解説

今後も弊社は、医療現場における周術期薬剤管理の安全性と効率性の向上を目指し、医療現場で働く方々の意見を取り入れながらシステムの開発を続けてまいります。

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