マガジンのカバー画像

日々のつれづれ

113
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

ひっぱられ

ひっぱられ

毎日、ネガティブ発言率100%のヒト(家人)の相手をしているのですが
自身の気持ちも くら〜く沈んでしまい、いつも溺れているような苦しさ。水面の光も、ゆらめきも見えない。

自分が沈み込んでいるのは空気の中なのでしょうけれども、とてもドロドロした触感で
空気とも呼べないようなもの。

濁っていて、生臭くはなくむしろ乾いて崩れかけた、斎場の煙突のにおい。

たとえば昆虫の命が終わって
まだ残る暑さに

もっとみる
終活。見ず知らずの私へ

終活。見ず知らずの私へ

 お母さまが終活をしているという方から
「着物を受け取ってもらえないか」
といわれたことがある。着物は大好きだけれど私はほぐして小物に仕立て直すのが主なので、もったいなくていただけませんと辞退しつづけていた。

 着ても切ってもいいので受け取って、とのことで数着、お受け取りをした。包みを解く。お召しになっていた年齢の順にたたんで下さったのかなと思われるお着物。

 紫と桃色の矢羽絣は女学校に行かれ

もっとみる

徒労。この先、そうだなあ、すくなくともあと20年は徒労なんだ…帰るところはないし進むしかないけれど、進む理由もたまには欲しい。