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【ユニオンアリーナ】ショップバトル優勝!アグロ型〈紫真人〉デッキ解説
今回はユニオンアリーナのリリースから愛用し続けているアグロ(速攻)型の〈紫真人〉デッキに関して解説します。
私自身、リリース以前からユニオンアリーナを研究していましたが、その頃から真人軸はデッキロジックが最も強固なコンセプトであると認識しており、また偶然にも呪術廻戦イチ顔が良いキャラのデッキだったため、このデッキをメインで使用することを選択しました。
一般的なリストとは構築理念から異なりますが、バリエーションのひとつとして捉えて頂けると助かります。
また解説と並行して、デッキ作成時の思考フローも記載します。(あくまで私のやり方です。)
内容自体は初心者向けではないですが、デッキを組むことが苦手だったり、どういったカードを優先的に採用すれば良いのか迷っている方が思考の整理を行う上で、材料の一つとなれば幸いです。
デッキリスト
画像はBANDAI TCG+で作成したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1681885426341-9GAuEAPuHa.png?width=1200)
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デッキの強み
まず、デッキの訴求力(このデッキのどこに魅力があるのか)を分析します。
今回の〈紫真人〉の場合、最大の強みはデッキの指向性の高さにあると私は考えました。
【レイド真人】
![](https://assets.st-note.com/img/1681903458359-nLz642uUD2.png)
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【レイド漏瑚】
![](https://assets.st-note.com/img/1681903386914-1f63D86J4B.png)
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【無為転変】
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上記3枚はいずれも「小型除去+アクティブキャラの登場」という同じ性質を持ったカードであり、【レイド真人】のためにデッキを構成した際、【レイド真人】を引けなくとも【レイド漏瑚】や【無為転変】を引いていれば「レイド真人的な動き」が可能です。
そのため小型キャラを主体としたデッキに対して高い遂行力を持つと同時に、レイド真人が持つ「小型除去+アクティブキャラの登場」という効果に戦術指向を傾倒させた場合でも、キーカードを引けずに強みが出せない!といった裏目を踏みにくいデッキを作成することができます。
この「近い動きができるカードがたくさんある」という指向性の高さが、本コンセプトで最も魅力的な点であると私は分析しました。
戦術指向の設定
次に本コンセプトにおいて主戦術をどのベクトルに設定することが適切なのかを定義します。(早いのか遅いのか、攻撃的なのか防御的なのか、など)
ポイントの洗い出し
そのためにまず「小型除去+アクティブキャラの登場」を運用していく上でどのようなポイントを抑える必要があるかを洗い出します。
〈紫真人〉はコンボも含めて2500~4000BP辺りの除去をメインストリームとしているため、
①パフォーマンスを発揮するには相手のフロントラインに小型キャラが必要である
②大型キャラの対処は苦手である
の2点がマクロな特徴として挙げられます。
想定されるゲームフロー
次にこれらの特徴を実戦に落とし込む際、どういったゲームフローを踏めば強く運用できるかを想定します。
①-1
パフォーマンスを発揮するには相手のフロントラインに小型キャラが必要である
↓
①-2
相手のフロントラインに小型キャラを出させるにはどうするか
↓
①-3
自身がフロントラインに多くキャラを投与すると、ブロックのために相手もフロントラインにキャラを並べなければならない
②-1
大型キャラの対処は苦手である
↓
②-2
大型キャラを出させないためにどうするか
↓
②-3
自身がフロントラインに多くキャラを投与すると、相手がエナジーラインに多くキャラを割きづらくなる
以上のように「強く運用するためにこのシチュエーションに誘導したい」というゲームフローを描きます。
戦術指向の決定
〈紫真人〉のケースであれば上記のように「自身が多くのキャラをフロントラインに投与する」ことにデッキとプレイに傾倒させることで、デッキの強みを引き出し、またデッキの弱みを抑えることができると分析できます。
また、メインストリームに差し掛かる4エナジーのタイミング(3ターン目)でこれを行いたいため、2ターン目にはフロントラインにキャラを投与していくデッキであることが望ましいです。
つまり「早い」「攻撃的」=速攻戦術であることが適したコンセプトであると分析し、これを本コンセプトの戦術指向に設定しました。
実際の構築
最後に実際の構築です。
今回の場合、上記に設定した「自身が多くのキャラをフロントラインに投与する(=速攻戦術)」という戦術指向に貢献できるカードを優先的に採用しています。
【楽巖寺 嘉伸】
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最優秀0エナアタッカー賞受賞。
速攻戦術を行う上で2ターン目にフロントへ移動させるアタッカーとして最高数値であり、トリガーも強力であることから最大枚数採用しました。
【三輪 霞】
![](https://assets.st-note.com/img/1681903519588-0UTSisgTmv.png)
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「自身が多くのキャラをフロントラインに投与する」という戦術指向に対して最もダイレクトなアプローチができるカードであるため最大枚数を採用していましたが、こと1枚目に関してはメカ丸にカードパワーで劣るため1枚差し替え予定です。
【吉野 順平&澱月】
![](https://assets.st-note.com/img/1681903535078-CWJQizZiw3.png)
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本カードは主にブロックすることで退場効果を起動する「守り専門のカード」であるため、攻撃的な戦術指向と真逆の性質を持ったカードですが、効果発動時のバリューが他の1~2エネのカードの2倍近くあるため、流石に抜けませんでした。
【その他】
割愛。基本的にはメインストリームの再現性を高めるために最大積載。2エナ持ちが少ないために運用しづらい【自閉円頓裹】は枚数を絞ってます。
大まかなプレイ指針
2ターン目に1~2枚をフロントに移動させて攻撃。
↓
受けに来たブロッカーを各種レイドか【無為転変】で退かしてライフを詰める。
↓
相手の大型が並ぶ前にWIN。
この対面は速攻しないとか、この手札は速攻しないみたいなプレイ分岐は諸々ありますが、大まかには上の感じです。
終わりに
以上のように本デッキリストは、紫の呪霊プールにアグロデッキとしての適正を見出した点から形成されており、一般的な【夏油】入りのリストと比較すると、かなりアグレッシブなカード選択とゲーム指針が用意されています。
興味が出てきた方、是非私と一緒に呪いの世界を作っていきましょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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