生と死にも色がある。
こんにちは。とある鍼灸師です。
以前に、顔色で診断する記事を書きました。
その色にも、生色と死色というものがあります。
生色であれば、病が重くても予後が良好です。
しかし、死色は病が軽く見えても、予後がよくないことがあります。
見分け方としては、肌のツヤや光加減の具合で見ます。
色ツヤがしっかりしていれば生色、色ツヤや光加減がまったくないものは死色になります。
なんとなくの感覚で見ればわかると思います。
色は5種類に分けることができます。
青・赤・黄・白・黒です。
この5つそれぞれに生色と死色が存在します。
例えば、青に関しての生色と死色は、古典ではこのように表現されています。
生色:川蝉(水鳥)のごとく艶やか
死色:草のしぼり汁のごとく光沢なし
古典の表現なので、分かりにくかったり極端かもしれませんが、なんとなくはイメージつくと思います。
症状を見たときに、患者さま自身の状態も見ないと、適切な判断ができません。
人間観察をするときにこのことを意識しておくと面白いかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?