見出し画像

[Ingress] ポータルスキャンとスカウトコントローラーにまつわる実績数値の関係

ポータルスキャン、Scoutメダル、Scout Controllerメダル

これらの機能に関係する流れをまとめると、以下のようになります。

○ 2020年4月 ポータルスキャン、Scoutメダルの実装
○ 2020年5月 ポケモンGOに「ポケストップスキャン」の実装
○ 2020年7月 Scout Controllerメダルの実装
○ 2020年12月 Volatile Scout Controller Portalの実装
○ 2021年2月 Scout Controlledを含む、マップのレイヤー表示の実装

ここで、Scout Controller(以下、スカウトコントローラー)の捉え方がなかなかに複雑なので、公式サイトのヘルプや公式コミュニティに掲載されているアナウンスを読み込んで、自分なりに理解し、改善してほしい点を考えたというのが、この記事の趣旨です。

スカウトコントローラーに関係する数値がどのように変動していくのか、具体的に把握したい場合は下記のRuinDigさんの記事を読んでいただくとよいと思います。

実績数値の関係についての覚え書き

1. ポータルスキャンをアップロードするたびに、(a) ポータルスキャン数(註:便宜上の呼称)がカウントされる。ポータルごとの回数制限はない。
2. (a) の個人合計が (b) Portal Scan Uploaded実績である。
2-2. (b) に応じてScoutメダルが解除される。
3. 個別のポータルの直近30日間の (a) の合計が (c) Scout Pointとなる。つまり、ポータルスキャンによって (c) が加算されると、30日後にその分だけ (c) は減少する。
3-2. 現在の (c) が何日後に何点減少するかは明示されない。
4. (c) は他のエージェントと比較され、最も多いエージェントがスカウトコントローラーになる。スカウトコントローラーであるエージェントの (c) はポータル詳細画面に表示される。
4-2. 2番目以下のエージェントの (c) は明示されない。したがって、自分がスカウトコントローラーでない場合、自分の (c) も明示されない。
5. 自分が個別のポータルで初めてスカウトコントローラーになると、(d) Unique Scout Controlled 実績に1ポイント加算される。その時点でそのポータルがボラタイル・スカウトコントローラー・ポータル(VSCP)であった場合、さらに2ポイントが加算される。
5-2. 2度目以降にスカウトコントローラーになったとき、そのポータルのVSCP加算を受け取ったことがない場合、2ポイントが加算される。
5-3. (d) に応じてScout Controllerメダルが解除される。
6. 自分が現在または過去にスカウトコントローラーになったことのあるポータルは、マップ上でScout Controlledレイヤーを選択した状態で、黄色のリングのマーカーが表示される。
6-2. VSCPはマップ上でScout Controlledレイヤーを選択した状態で、黄色の四角形のマーカーが表示される。

スカウトコントローラーにまつわる分かりにくさを解消するには

僕が考える、スカウトコントローラーにまつわる分かりにくさの原因は、前段に書いたところの3-2、4-2、5-2の3項目です。これらを解消するためにどんな機能があるとよく、それによってどのように改善されると考えられるかを、以下に書きました。

機能改善① 自分のScout Pointを常に表示する。

これは4-2項に対応します。自分がスカウトコントローラーでない場合、あと何回ポータルスキャンを行えばスカウトコントローラーを奪取できるかが分かるようになります。

また、自分のポイントを表示する代わりに、この「あと何回で奪取」を表示することでも同様の改善効果が見込めます。

機能改善② 自分または別のスカウトコントローラーのScout Pointが何日後に減少するかを表示する。

これは3-2項に対応します。例えば現在は別のエージェントがスカウトコントローラーだが数日後にはそのScout Pointが減少するような場合、そのことが表示されていれば、今スキャンすることで数日後にスカウトコントローラーを奪取できる可能性があることが分かります。

「 {x} 日後に {y} ポイント減少する(to be decreased by {y} points {x} days later)」と表示することでScout Pointの変動予定を把握できるようになり、さらにスキャンを行う動機づけになります。

機能改善③ VSCP加算を受取り済のポータルを識別するマーカーを導入する。

これは5-2項に対応します。すでにスカウトコントローラーになったことがあるが、VSCP加算を受け取ったことがあるかは不明で、現在VSCPになっている当該ポータルをスキャンすることに実績上のメリットがあるか分からない場合に、さらにスキャンを行うかどうかを判断する手助けになります。

例えば、黄色の二重リングのマーカーを定義して、通常のScout Controlledマーカーと区別できる形で表示することができます。

まとめ

ポータルスキャンに関しては数か月前に「スキャン結果を後からアップロードする際のUI」について書いたことがありましたが、今回はスカウトコントローラーの複雑さに向き合って、(おそらく)正しい理解をしたうえでどうしたら分かりやすくなりそうか検討できました。

この内容の一部は、機能提案として公式コミュニティにも投稿しようと考えています。

(2021/6/24 追記:機能提案を公式コミュニティに投稿しました。→Feature Request: UI Improvement around Portal Scan and Scout Controller

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?