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鍼灸の刺激を感知するセンサーとは?

今回は鍼灸の刺激を感知するセンサーは何があるのかを知ることができる記事になっています。

これを知ることによって鍼とお灸を同時に組み合わせるメリットがわかります。

鍼灸刺激がおきた! で、そのあとは?

鍼刺激が体内に加わると、ヒトの体のセンサーの役割を担う感覚受容器が感知します。  

まずは触覚や圧覚、温度覚などを受け取るピエゾチャネルと呼ばれる圧力センサーが感知します。

その後特に鍼灸治療ではたらくとされている侵害受容器の一種であるポリモーダル受容器が発火します。

お灸もポリモーダル受容器を経由しますが、もう一つ感知するセンサーがあります。

TRPチャネルと呼ばれる生体分子で、皮膚や神経などに分布しています。

何個か種類はありますが、お灸が反応するのは43度以上に反応するTRPV1

と考えられており、唐辛子を食べたり触ったりしたときに感じるヒリヒリとした熱く痛い感覚と一緒です。

となると同じC繊維でも鍼とお灸で別の感覚を体内に入力できるため、より強い軸索反射による血管拡張作用や組織損傷を利用した免疫系の獲得などに期待が持てるのではないでしょうか。

それではっ。




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