体性自律神経反射ってなんだっけ?
体性自律神経反射とは
侵害刺激が加わった際、侵害受容器が発火をし脊髄を通過したあと脳幹に伝わる反射のことです。
別名上脊髄反射と呼ばれています。
以前のnoteで脊髄反射についてお話しましたが、
延髄より上が体性自律神経反射でそれより下は脊髄反射が担っていると覚えましょう。
体性自律神経反射の特徴は
心臓交感神経抑制
迷走神経促進
が誘発されます。
心臓交感神経が抑制されれば副交感神経が優位になるため末梢血管の拡張が起こり副交感神経優位になります。
交感神経が高ぶっている方はたいてい手足が冷えている方が多い印象をもちます。
そうなると睡眠時は末梢から体温が下がっていくにも関わらずすでに冷え切っていることになるので寝付きが悪い人が続出します。
寝付きが悪い方がいれば手足末端の冷え具合もチェックすることをオススメします。
迷走神経が促進されると内臓器系の賦活が行われます。
足三里に鍼打ったら下痢が治まったのも迷走神経の促通が少なからず行われています。
まとめ
軸索反射・・・ソッコーで局所的な血管拡張
脊髄反射・・・ゆっくりで広範囲に血管拡張
体性自律神経反射・・・さらにゆっくりで内臓にはたらきかける
と言った覚え方が良いのではないでしょうか?
それではっ。
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