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掃除機探偵の推理と冒険 2024/04/26読了

しばらくぶりですこんにちは。
昨日の夜読み終えて面白かったので、掃除機探偵の推理と冒険の感想を書きます。

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫 JA)
そえだ 信 (著)

文庫化した際に評判が良かったので買ってしばらく積んであった本です。純粋に読んでいなかっただけで、読み始めたら読みやすいのであっという間でした。仕事の合間に読んでいたのでしばらくかかりましたが、時間が取れるなら二晩くらいで読めるのでは。

おおまかなストーリーは、交通事故にあった主人公のセイタがロボット掃除機に憑依して、姪のシュリを危険から守るために札幌から小樽まで冒険する話です。合間にいろいろ巻き込まれるのと、掃除機の機能でどうすれば目標達成できるのか考える部分が推理に相当します。

セイタの一人称で進んで行くので読むのは楽です。ちょっと機能の多い掃除機ですが、あくまでも掃除機の範囲でどうやって道を切り開いていくのか。見ものです。
要らない機能に思えても後々役に立ってきたり、ちゃんと丸く治っていくストーリーです。
軽い語り口ですが出てきたエピソードは全部回収されていき、筋書きも抜群です。

終わりも、ネタバレになるので詳細は書けませんが、良いです。

解説が辻真先なのがまた良いです。辻真先も書いていますが、最初と最後はきちんと繋がります。私は読んでいる間に忘れていたので解説を読んで気付いたのですが、気付けて良かったです。

また他の本も読みたいなと思うのですが、まだそんなに数がないのですね。今後また面白いミステリが出てくることを期待しています。

以上、簡単ですが感想でした。
次はまた積読解消に向かいます。
ありがとうございました、またよろしくお願いいたします。

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