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着床前検査の実施容認…安堵です…

先日2度目の流産手術を終え、今は不育症検査開始に向けて生理待ちの状況の中、個人的に非常にほっとしたニュースがありました。

体外受精させた受精卵の染色体の数を全て調べ問題のないものを子宮に戻す「着床前検査」について、日本産科婦人科学会(日産婦)は23日、臨床研究に加え、不妊治療としての実施も条件付きで認める方針を明らかにした。流産を2回以上経験した女性などが対象で、一般の医療機関での実施も容認される。

流産を2回経験(かつ2回とも子の染色体異常)している我が家にとっては、着床前検査は前向きに検討している検査ではあります。
ただ、このニュースの出た10/23までは臨床研究でしかなく、今年で研究対象者募集も打ち切り、せっかく県内唯一の実施病院に通っているのに…と、あたふたやきもきしていたので、これで焦らずにいられそうです。

日産婦は臨床研究について、体外受精が連続2回以上失敗したか、流産を2回以上経験するなどした女性を対象にしている。不妊治療でも同様の要件を求めるほか、年齢制限を設けることも検討する。

ニュースでは上記のとおりですが、一口に「臨床研究対象病院」といっても、どうやらその病院が対象とできる患者は病院ごとに細かく設定しているようで、私が通っている病院では体外受精実施者でないとNGとのことでした。

1. 対象となる方:2021 年 12 月 31 日までの間に研究実施施設で生殖補助医療を受けた方

あたふたやきもきしている最中は、生まれ育った東京・神奈川の病院を調べては、青森の選択肢の無さにへこんでいましたが、まだ不透明な部分が多いにせよ結果オーライとなったようで、ひと安心です。
圧倒的に若い世代が少ない地域なので、産婦人科不足はもとより自治体の政策も全く行き届いていないのですが、これからも自らすすんで調べて動いて、後悔の無い妊活期間にしたいものです。

※本検査は、染色体異常の無い受精卵を母体に戻すという性質上、命の選別になりかねない倫理的懸念があるとして、日本ダウン症協会等から意見書も提出されています。
私が本記事で「ほっとした、安堵した」と表現しているのは、授かるための選択肢が減らなかったことに対する個人的心情であり、本検査への盲目的推奨を意図する記事ではございません。
私自身はまだこの検査を受けられもしない状況ですので、もしも対象者となった際は間違っても両手放しで申し込むことのないよう、夫婦でよく考えて過ごしていくつもりです。