業界最大!企画のにじさんじ!

Vtuber界では日々何かしらの企画が行われている、その中でもにじさんじは開催数、規模、内容共に特筆すべき点がある。

途方もない開催数

いつからlink.を見ると、個人では1~2人の小規模企画から、にじさんじ全体が参加する100人以上の超弩級企画まで多種多様な企画が毎日のように行われている。

運営主催でも、バラエティー番組を週~月単位で多数、月~半年単位で個人から大人数のリアルライブを行っており、暇になる隙がない。

ここまで企画が多いのは、企画屋の存在が大きいだろう。

にじさんじには企画を立案、実行する企画屋が相当数おり、委員長、剣持、緑仙、フミ様、グウェル等々・・・と例をあげるだけでキリがない。なので、誰かが休んでいても他の人が企画を開催している、という状況を作り上げている。

しかも企画規模毎の開催数がピラミッド型になっているため、大型企画の準備期間中に小~中規模の企画が開催される、というルーチンが完成されており、企画が途切れなく続くファクターとなっている。

他のファクターとしては司会者の充実、というものがあるだろう。いくら企画を開催してもまとめ役がいなければ成立しない。

司会者はふざけまくるうえにルールさえまともに聞かない参加者をまとめ、文句ばかり言うリスナーに状況を正確に説明し、突然現れるトラブルに対応しなければならない、これらの仕事は企画が大規模になればなるほど増えていくので、かなりのスキルが必要だ。

初期~中期にかけては夢追などの一部のライバーが司会を務めており、非常に負荷が高かったが、今では運営のバックアップも充実し、ライバーの相当数も司会ができるまでに成長しているので、大きな企画がいくらでも開催できるようになっている。

参加者側にもファクターは存在してる。にじさんじのライバーは「とにかくなんでもやってみよう」というチャレンジ精神に溢れており、企画をすればするほどライバーが集まるため、企画数の増大に一役買っている。

にじさんじ外では不可能な規模

にじさんじの企画の特徴といえばやはり規模の大きさだろう、大きなものであれば50人以上のライバーが参加している。

最近の大規模企画でいえば、パワプロでは全ライバー(監督の6人以外はキャラクターとして)、マリカ杯(2020)では77人、麻雀大会(2021)では64人と実際の大会レベルの人数だ。

特にパワプロでは、コナミ全面協力のもと、全ライバーが参加するという未曾有の規模となったため非常に注目度が高く、Vtuber最大の盛り上がりとなった。

にじさんじでは日本だけでも100人以上のライバーを抱えており、同じ事務所ということで企画参加も気軽にできるため、ひとたび何かが開催されれば事情がない限りほぼ全員が参加する。なので、どんな企画であっても大規模となってしまうのだ。

そもそも単一グループとして60人以上所属している事務所は自分の知る限りにじさんじ以外存在していないので、唯一無二の大きな特色となっている。

無料で見ていいんですか!?ハイクォリティーな内容

にじさんじの企画は個人、運営共に非常にクォリティーの高いものが多い。

加賀美社長の生バンド、委員長の百物語、イーリス生ライブ、りつきん他数名の夏祭り等々枚挙にいとまがない。

記憶に新しいのはNJU歌謡祭だろう。尊様の個人企画でありながら数多くのライバーが3Dで参加し、2019年に行われた伝説のライブ、Virtual to live in 両国国技館と同規模かそれ以上という一大イベントだった。

ここまで大規模なライブはチケットを買い、ニコニコ生放送のような専用サイトで公開されるのが一般的であるが、このNJU歌謡祭は尊様個人のYouTube枠、つまり無料で行われた、しかもアーカイブまで残っている

これは個人でここまでの企画が立案、実行できる尊様の人(鬼?)徳と、にじさんじ全体の圧倒的なポテンシャルが為せる技であり、ライバーの夢とここまで応援してくれたにじさんじファンへのお礼を込めた、にじさんじを体現するかのような、素晴らしい企画だといえよう。

運営開催の公式配信も毎週高いクォリティーを維持しており、非常に人気が高い。

高いクォリティーを維持する大きなファクターとしてあげられるのは、脚本やクイズ問題等、専門的な分野を外部と協力して作成している点だ。

いくら面白い事が出来る人が大勢いても、それを週間番組として維持していくのは非常に難しいだろう、にじさんじはYouTubar事務所であり、番組制作会社ではない。なので過去に縁のあった共同テレビジョンやQuizKnock等の企業や人物に協力を仰ぎ、高いクォリティーを維持しているのだ。

専門家に協力してもらうことによって内容が最適化され、ライバー各人が持つ強みを最大限に発揮できるようになる。さらに本場の技術に触れることができるため運営も技術が蓄積され、後々にはにじさんじにのみでの番組作成が出来るようになるだろう。

最後に

にじさんじはなぜここまで企画に力を入れるのだろうか?

これは企画に力を入れてるというより、やりたいからやっているという方が正しいだろう。

相対的な話ではあるが、にじさんじは企業の利益より個人のやりたい事を優先する、というドクトリンを持っており、それがこの企画の多さにも影響している。

つまり、ライバーはやりたいことをする為ににじさんじにいるということになる。だからこそ私財をなげうってライブも開催するし、寝る間も惜しんで企画の準備をしているのだ。

運営もライバーがやりたいことが出来るようにリアルライブを何度も開催し、権利会社と契約を結び、大型企画のバックアップを全力で行っている。

なのでにじさんじはこれからも多種多様なライバーが生み出す独創的な企画で私たちファンを大いに楽しませることとなるだろう。

次の企画はにじさんじフェス、私は楽しみでたまらない。

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