【“適応障害”と診断されるまで⑦】会社に行けなくなった日
◇発症〜完治まで◇
2015年4月 新卒入社&激務プロジェクトに配属
↑イマココ
2016年5月 適応障害の診断&休職
2016年8月 退職
2016年9月 転職
2016年12月頃 心療内科の通院から卒業
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こんにちは、はりねずみです。
いよいよ会社に行けなくなった日の話に入ります。
この日から状況が変わっていきます。
大学時代の仲間たちとキャンプ
新卒の後輩も入ってきて、社会人2年目のGW。
持ち帰りの仕事もありましたが、大学時代の仲間に誘ってもらって1泊2日のキャンプに参加をすることに。集合の駅までは電車、そこからの移動は車だったのですが、ほかの人たちが車内でワイワイはしゃいで遊ぶ中、私はひたすら寝させてもらっていました。
しんどくて横になっていいか聞いたのか、誰かが言い出してくれたのか覚えてないのですが、ここでも「ああ、私は思った以上に疲弊してるんだな」と感じました。買い出しなどしている時も、車内で寝させてもらっていたと思います。
終始疲れは取れませんでしたが、いい空気・きれいな山々の景色に開放的な気持ちになり、「迷ったけど参加してよかったな」と思いました。(時折来る社用携帯への電話に心折れそうになりましたが、、休日の仕事関連の電話って嫌ですよね、嫌な意味でギュッとなる)
会社に行けなくなった日
GWは、それ以外の日は寝て過ごしたり仕事をしたりして、いざGW明けの仕事です。数日は普通通り出社したのですが、1週間もたたないある日、起きた瞬間に「あ、寝坊した」って思いました。夜遅くまで働いている分、たま~に遅刻することはありましたが、そういう時はいつもチームに連絡して申し訳ない気持ちになりながら出社していました。
※補足:普通通り出社といっても、コロナでも風邪でも花粉症でもないのに、この頃毎日マスクをしていました。よく笑う私が笑うことができなくなっていて、表情を出すのが難しくなり、そんな自分が嫌でいつからか顔を隠すようにマスクをつけてました。
でも、この日は違います。社用携帯に触るのが怖い。かかってきた電話に出られない。身体が動かない。この状態で会社には行けないと思いつつも、会社に連絡すらできない。引継ぎ内容を伝えるほど頭も働かない。
「ああ、もう無理だ」と思ってすべての連絡をシャットアウトしました。なる電話が怖くて携帯の電源も切ってしまいました。「無責任なことしてるな、こんなことするの私じゃない」と思う気持ちもありましたが、とにかく怖くて頭がボーっとして会話だってできる状態じゃありませんでした。
その日の夕方ごろかな?ドンドンドンとドアを叩く音がしました。
チームリーダーの人が、私の部屋に来てくれたのです。「大丈夫か!?生きてる!!??」と必死に声かけながらドアを叩いていました。
最初は「今日はもう話したくない、あきらめてくれないかな」と思っていたのですが、あまりに必死なので「大丈夫です。生きてます。」と言いました。出てこれるか聞かれましたが、それはできないと伝えました。
私は普段、無断欠勤するような人じゃないので事故にあったり、急病で倒れてしまったんじゃないか本当に心配してくれていたようで、声を出して答えただけでも安心されていました。しんどくて、しばらく出社できるかもわからない、と伝えると「生きててよかった。わかった。」と言って帰ってくれました。
私は会社にまつわる全てが敵のように感じて、その日から社用携帯の電源を入れられなくなりました。ひたすら”私がこんな状態になるのはおかしい。私には、私を大事に思ってくれる人がたくさんいるし、自分も自分のこと嫌いじゃない。でも、こんな無責任なことする今の自分は自分じゃない。”と思って、その考えがずーっとリピートしていました。
その日の夜、私用携帯だけ電源を入れました。同期が心配して連絡をくれましたが、人の感情に触れるのが怖くて、LINEの絵文字や顔文字ですら見るのも嫌でチラッとみるだけでも思考停止する感覚になりました。返事をしたかしてなかったのかも覚えていません。彼氏に電話しようとしても、なぜか吐き気がしてきて、無理だと感じました。
急にプツンと糸が切れたようでした。
人との関わりが怖い。
何も考えられない自分が怖い。
でもでも、私は
”もっと、よく生きたい”
寝られないな。そんな時に携帯で同じ体験をしている人はいないかと調べてみると、「うつ病」「適応障害」などがヒットしました。いろんな方のブログをみさせてもらったと思います。誰かに相談して反応があるのは怖い、でも寝られないし先も漠然と不安。そんな中で体験談は励みになりました。
”心療内科に行く必要がある”
そう思うだけ思い、でも今日は何もできない、と割り切って、体験談を読みながら夜が更けていきました。
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◎本日のつぶやき◎
「大学時代の仲間たちとキャンプ」の話を入れたのは、GW後だったため、会社に行けないのは単なる5月病なのかなと自分を責めたりもしたからです。まだ新卒2年目ですし、甘えなのかな、と。
今思えば、5月かどうかは関係なく、非日常の空間なのに仲間数人の中で明らかに疲弊している自分を客観視したり、自然に癒された時間とのギャップによって、ハッキリと日常に違和感を感じられたことは無意識的にですが大きかったのかなと思います。
それがなかったら、もっと発症が遅くなって、心身ともに深刻な事態になったり、回復までに時間がかもしれない思うとあの時参加してよかったな~と思います。
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*心療内科は怖いところじゃない*
*心がおかしいと感じたら受診してみてください*
もし質問などあれば、体験談でまだ記載のない
先のことでも大丈夫なので
コメントなどでぜひ聞いてくださいね。
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