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茶道 初級2日目

おはようございます。

今日は、茶道教室初級の2日目に行ってきたので、そのお話をします。

今回のテーマは、「日本茶の淹れ方、愉しみ方」でした。

日本茶インストラクターの資格は取りましたが、その後特に活動はしていないという事と、他ではどのように教えているのか、ということが気になったので楽しみにしていました。

緑茶の種類は6つの要素によって分けられる、という話を中心に6つの要素を解説してもらいました。

私は知識があったので付いていけましたが、あのスピードであの分量を説明されたらみんな理解できるのだろうか、と疑問になるくらいの速さでした。

6つの種類とは「芽摘み時期」「部位」「加工」「品種」「産地」「生産者」。

お茶のややこしいところは、これらの分け方がすべてバラバラで成り立つという事。

例えば、「芽摘み時期」というのはいつ茶葉を摘むかということで「一番茶」「二番茶」などの分け方です。

「部位」はお茶の木のどの部分を使うかということ。例えば「葉」なのか「茎」なのか。

これらが、「一番茶」の「葉」もありえるし「一番茶」の「茎」もあり得ます。もっと言うと「加工」の仕方を加えたら「一番茶」の「茎」の「ほうじ茶」という事もあり得ます。加賀の棒ほうじ茶などはこれですね。

なので、理解しておかないといけないことがこんなにも多いのです。

大変ですね。

次に、実際に玉露を入れてもらって飲みました。とてもおいしかったです。京都の玉露で、うまみと甘みが引き立っていながらも苦渋みが抑えられていました。

玉露は、うまみが多く苦渋みが少ないと思われがちですが、そうではなくて、テアニンといううまみ成分が多いために苦渋みが感じにくくなっています。

ですので、煎茶よりも実はカフェインは4倍近く多く含まれています。ただ、アミノ酸のおかげで効果の出方が緩やかになっていると。

で、日本茶について勉強し終わった後は、茶道の復習。

まずは、11月が特別な時期だという説明。「茶人の正月」ともいわれるように華やかな月です。

理由は2つ。「口切り」と「炉開き」があるから。

「口切り」について。5月頃にとれた新茶(碾茶という、抹茶の原料)を壺にいれて保管しているのですが、それをこの月に開封するのです。

6か月くらい寝かしておいた葉を開ける、、、

なるほど、ワクワクしますね。

「炉開き」について。茶道を行う部屋には、お湯を沸かすための炉が畳の下にあります。

それは直火なので、そこでお湯を沸かすと夏場はものすごく暑くなります。そのため、夏場は少し離れた場所でお湯を沸かします。

それが11月くらいになり、寒くなってくると「近くでお湯沸かしてあったかくなろう」となるんですね。ワクワクしますね。

というわけで、11月は茶会が多く開かれるそうです。

皆さんもぜひ。

ちなみに写真のお菓子は「亥の子餅」といって11月にしかでません。これも炉開きが関係しています。よかったら調べてみてくださいね。


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