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入社一年目で感じていたことを頑張って振り返ってみた

こんばんは。はりまろんAです。

今回の内容は、はりまろんAにとって照れくさいものだったので有料記事にしたかったところを踏みとどまりました。がんばります。

村上春樹の「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険(上・下)」「ダンス・ダンス・ダンス(上)」を読んでいて、物事の顛末を色々と予想しながらいま「ダンス・ダンス・ダンス(下)」に手を伸ばそうとしているところです。(「風の歌を聴け」、羊シリーズだけどまだ読めてない。早く読みたい・・・・・・)(と思ったら既に読んでました。鼠と主人公のお話。)

「ダンス・ダンス・ダンス(上)」の後半のページに、こんな文面が書いてあって、ふと新卒の時に会社でこういう感覚を味わっていたなと思い出しました。いまもまだ感じてるけどもう慣れた。

「その場の雰囲気は僕には何となく不自然で人工的で、多少ばかばかしく感じられた。何処が悪いというのではない。でもどうも何かのパロディーみたいな感じがするのだ。みんなきちんと自分に与えられた役割を果たしているように見える。」ーー「ダンス・ダンス・ダンス」  p.357  村上春樹ー

作中で、主人公の「僕」が作家と書生のやりとりを見ていて思ったことの描写です。これ、はりまろんAも、会社に入ったばかりの時にすごくすごーく思っていたことで深く共感してしまいました。

学生の頃は、上下関係と言ったって先生・先輩後輩くらいしか体験したことが無かったので、
会社で働くようになってから、役職のある人も一般社員もそれらしく振舞っているのを見て、現実ではなくてドラマかなにかなんだろうか?と思いました。皆さん役割期待に沿って行動されてるんだなあと。(「役割期待」とは、役割に対する暗黙の期待のことです。女らしく、男らしく、など。どなたかのツイートで回ってきて知りました。大感謝。)

前振りが長くなってしまいましたが、新入社員の時に思っていたことを脳トレの意味も込めて頑張って思い出してみよう、という企画です。それではレッツゴー!

思っていたこと①上下関係、複雑…

※はりまろんAは、基本的に「役職や年齢で偉い・偉くないが決まること」の文化に疑問を持ってる人だというフィルターを通して読んでください。

前段部分にも書きましたが、役職のありなしでそれらしく振舞う感じがなんだか見ていてもどかしかったです。

確かに、社員1人1人は会社に雇用されていて、優れている人間であればあるほど上の役職になる。上の役職の人間に、一般社員は管理されている。けれど、例えば同じ会社でも役職のある人間Aと、Aと全く接点のなかった一般社員Bの人間が初めて話す時に、Bは敬意をこめた対応をとらなければならない。という文化の圧力。

はりまろんAは個人的には、個人個人のつながりがあって、その上で尊敬できるできないを判断した後に、敬意を示すか示さないかが決まるのが筋だろうと考えていて。

でも、会社の中では、「役職や年齢が上の人は敬わなければならない」という文化に沿わないと生きづらいから(自分にとって不利になるから)、みんなその文化に疑問を感じつつも反射的に対応を変えてるんだなあと考えを終着させました。すべては文化、制度だなあと。郷に入りては郷に従え。はりまろんAは、これはしゃーなしと割り切ることを学びました。

思っていたこと②新入社員研修、大変…?

新入社員研修、同期との交流は楽しいです!
でも、研修の中で毎日「集団での統制をとること」に重きを置かれて、例え方が難しいけれど、なんだか軍隊に入隊したような気分になりました。

右向け右、左向け左、しっかりできるようになるまで何度もやる。小学校の体育かて、と頭の中で突っ込みを入れながら毎日を過ごしていました。(右向け右は実際にやってないです、例えです。)何でこんなことをするのだろう、と個人的に考えたことを下に書きました。

新入社員の人数が多くなればなるほど、管理する側は大変になる 。

現場の社員・新入社員研修の講師など、新入社員を管理する側が管理しやすいように、言われたことはみんなと同じようにできるように教育する。(仕事ではなくて、別のことで、軍隊チックに。)

新入社員の人数が多くても管理しやすくなる・扱いやすくなる。現場に出しても、従順に言うことをきくようになる。

これ、つまりは管理する側の都合なんですよね。管理する側が、新入社員を管理しやすく統率をとるために。あと、会社の方で選定した人々だから安心だとは思うけれど、入社後に変なことされたら怖いから念押しでやっている部分もあるのかなあと想像しました。変なことしないでねって。うーん複雑。

思っていたこと③雑用多くない??

雑用にせよ、何もわからない状態で配属先に入っていくわけなので、作業を振ってもらえるだけでできることが増えていくのは面白いです。

が、1年目の間は雑用はずーっと減りませんでした。仕事は増えていくのに。雑用、多かったなあ・・・・。

それなので、効率的に雑用をじゃんじゃんさばいて、仕事の方に時間をさけるようにマネジメントしてました。今もその能力は活きてるんじゃないかなと思います。

会社に入って1年目の皆様へ

入社1年目思っていたことの1例として、はりまろんAにしては珍しく頑張って色々と思い出して書いてみました。もちろん、お仕事をされている1年目の方々みんながみんながこう思うわけはありません。でも、もし仕事上で同じようなことを感じることがあれば、この記事をみて「この人もこう思ってたのか、わかる~~」と些細ながらも心の支え(照)になれたら嬉しいです。

ちなみに、お仕事は心身ともに体力勝負(耐力?)勝負だなあと思うので、
よくビジネス書で言われている「自分で変えられる事」「自分で変えられない事」の切り分けをして行動の取捨選択することは大事だと思います。「自分で変えられない事」は目をつむって、「自分で変えられること」に注力して行動していくと楽しくお仕事できるのかな、と思います。

さっき、郷に入りては郷に従えだと書きましたが、自分でなかなか変えられない会社の文化=自分で変えられないこと(変えられないか否か、は会社の規模によりますが...)、自分や自分のまわりの社員のこと=自分で変えられること、として割り切って動くととても楽です。

その郷の中の文化が、どうしても耐えられないとなれば違う郷に移るべしです。違う郷は自分に合うかもしれないです。第二新卒の切符が使える3年目までのうちにうつるとベターかもです。本当に、無理はしないでね。

自分への戒めもしつつこのへんで今回は締めます。最後まで読んでいただきありがとうございました!

読んだ本や勉強したことの備忘録です('ω')