上には上がいるし、下には下がいる
どこまで行っても終わりがない
私は一応エンジニアのはしくれ。
現在はぜんぜん働いてないものの、会社で設計の仕事をしていた時期もあります。
同じフロアには100名を超える従業員がおり、中には「この人なんでも知ってるな…」と驚かされる超人エンジニアもいました。
若くしてチーフエンジニアを務める先輩なんかは、メカ設計知識や実績はもちろん、人間性やストレス耐性も桁違いのエリートでした。
そんな人間を間近で見ていると、「上には上がいるな…」と思ってしまうわけです。
私のような平凡エンジニアが何日もかけて設計するモノを、一瞬で仕上げてしまう方々がいます。
私のような平凡な人間が一生懸命努力して勉強した知識を、「趣味」で悠々と超えてしまう天才がいます。
更に、そんなエリートにも「あの人には敵わないよ」という相手がいます。
どこまで行っても終わりがありません。
努力は趣味に勝てない
そもそも「努力」して得た知識というものは「趣味」に勝てません。
エンジニアの世界特有なのか、仕事でも休日でもずーっと機械や電気をいじっている方がいます。
楽しくて夢中になれる人と、苦しみながら頑張って勉強する人。
どちらが伸びるかは明らかです。
上には上がいるし、下には下がいる
世の中、上には上がいます。
…と同時に思うのは、下にも下がいます。
「デキる人」がいれば、見ていて辛くなるレベルで「できない人」もいます。
会社でも、学校でも、世の中でも。
「いま自分はどのランクにいるんだろう?」
そう思ったとき、答えはひとつです。
『上には上がいるし、下には下がいる』
すなわち、自分の位置は常に中間。
自分がトップ又は底辺にいると感じるようならば、視野が狭くなっている証拠。
世界は自分が認識しているより遥かに大きいものです。
さて、この話を書いた理由を述べましょう。
「啓蒙」でも「自己表明」でもなく、「自戒」です。
周りと自分を比較する癖をやめられなくて苦しんでいる私に向けて書いています。
人間どうしても周囲と比べがちになってしまうもので、いま私はどのレベルだろうと頻繁に考え込んでしまいます。
自分と他人を比較することは傲慢や嫉妬の原因であり、不幸のもとと言われます。…わかっているハズが、止められません。
もう比べるのは止めよう。
周りなど気にせず自分の生きたいように生きよう。
そう決意したのは、何十回目でしょうか。
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