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つづく

若林奮の自画像のデッサンを重ねた作品が好きだ
積み重ねられた同じなようで同じじゃない年輪のような顔が重なって彫刻になるような

人との付き合いは長くなるとなんとなく積み重ねた日々の数と親しさの深さと比例して考えてしまうそうとは限らないと思い知ったときの虚しさ

失恋や別れが辛いのはその重ねてきた日々が全て無意味に感じられるからなんじゃないかとか突然の別れに直面して涙がこぼれた

大事にされたいのだ好きな人に僕だけ特別扱いしてほしいのだそれはただのエゴなんだけどそれももう叶わないのか全て消えてなくなったみたいだもうこれでおしまい

はい、お し ま い。
といってぱっさり切れないものだ0か100昨日が100で今日が0落差が大きすぎてもう戻れないでも本当はかすかに戻りたい喉の奥の方がおかしい喉の奥の方は胸かもしれない胸が痛いのかもしれないいやくすぐったいくすぐったい会話をまた君としたい

薄っぺらや分厚いと感じる毎日を君と彫刻のように積み重ねてきたから身体に染みついた何者かがそんなさっぱりいくもんですかと言うあーさみしい決めたのは自分

そして

君がいなくたって

つづく


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