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エミリア・ロマーニャGP <プレビュー>

2021年シーズン開幕戦のバーレーンGPからはや3週間が経とうとしている。今週末はエミリア・ロマーニャGPだ。

ドラマチックな展開となった前戦に引き続き、今週末も熾烈な争いの予感がする。そこで、バーレーンGPや2020年エミリア・ロマーニャGPでの各チームのパフォーマンスをもとに、今週末のGPで注目しているチームとその理由をまとめた。

1. レッドブル

言わずもがな、優勝候補の大本命。前戦は、あまり相性のよくないサーキットにも関わらず、あと一歩で優勝を勝ち取ろうかという戦いを見せた。ホンダPUの進化だけでなく、新サスペンションの導入などが功を奏しているようである。戦略面での自由度を高める意味でも、予選においてセルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンにどれくらい食らいつけるかがカギとなりそう。

2. メルセデス

バーレーンGPでは昨年ほどのパフォーマンスはなさそうだということが伺えたが、それでも優勝&3位表彰台を掴んだメルセデス。前戦から少し休養期間を挟んだこともあり、今回のGPに合わせてパフォーマンスを向上させてくるに違いない。予選ポールは厳しいかもしれないが、決勝では十分優勝を狙えるだろう。

3. マクラーレン

メルセデスPUに切り替え、好調が続くマクラーレン。今季加入のリカルドもMCL35Mに慣れてきているようで、ドライバーラインナップ的にも強力である。昨年は7・8位でのフィニッシュだったが、場合によっては表彰台争いに絡んでくるかもしれない。

4.  フェラーリ

フェラーリにとって地元開催となる今週末のGP。昨季と比べると、PUの出力、ドラッグともに向上したと思われ、バーレーンでは両ドライバーがそろって入賞。同じフェラーリPUを積むアルファロメオも状況次第では上位に上がってくるかもしれない。中団最上位をめぐる熱いバトルを期待したい。

5. アルファタウリ

昨年のGP予選で鬼神の走りを披露したガスリーは、このサーキットとの相性が良さそう。角田もここイモラで何度か走行経験を積んでいることから、アルファタウリにとっては好条件が整っている。予選で上位に立つことができれば、決勝での4・5位フィニッシュが見えてくる。


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