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F1 アゼルバイジャンGP 注目ポイントはココだ! 【GP前プレビュー】

モナコGPにおけるマックス・フェルスタッペン優勝の興奮冷めやらぬなか、今週末はアゼルバイジャンGPが開催されます。ということで、個人的注目ポイントを4つ挙げてみました。ぜひ最後までご覧ください!

① "強者メルセデス"再び?

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2019年アゼルバイジャンGPで、トップチェッカーを受けるバロテリ・ボッタス [📸: LAT Images]

モナコでは最大のライバルであるレッドブルに完敗したメルセデス。しかし、次戦開催の地、バクーはメルセデスが得意とするサーキットの一つと言って差し支えないでしょう。

メルセデスは、バクーにおいて優勝3回、表彰台にも毎年上がっており、予選・決勝ともに安定した成績を残しています。現行のドライバーズラインナップだと、バロテリ・ボッタスの方がルイス・ハミルトンよりもやや得意としているように感じます。
ボッタスにとっては、メルセデス加入以来、ワーストの走り出しとなっている今シーズン。ここで大量ポイントを獲得し、再浮上のきっかけをつかんでほしいものです。

しかし、バクーは何かとハプニングが多いのも事実。2018年のレースでは、ボッタスが首位走行中にコース上のデブリを踏んでしまい、タイヤバースト (結果DNF)。2017年にはルイスが、SC出動中に後ろからベッテルに追突され、そのダメージ修復のために順位を落としました。

↑ 首位走行中のボッタスがタイヤバースト(2018年アゼルバイジャンGP)
↑ SCラン中、ハミルトンのマシンにヒットしたベッテル (2017年アゼルバイジャンGP)

残る懸念事項はリアウィングでしょうか。レギュレーション違反の疑いがある”フレキシブル”ウィングを仕様しているレッドブルやフェラーリは、ロングストレートを誇るバクーで大きなアドバンテージを得る可能性があります。
PU出力に関して以前ほどのアドバンテージを持たないメルセデス勢にとって、このことがどれほど脅威となるのかが注目です。

② レッドブル、苦手を克服できるか

レッドブルにとって、あまり得意とは言えないバクーサーキット。また、メルセデス同様、このサーキットではトラブルに見舞われたことも少なくありません。しかし、今年のレッドブルはここでも高い競争力を発揮するだろうと踏んでいます。

ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペンはこのサーキットで表彰台の経験こそないものの、前戦モナコでも初優勝を果たすなど、今年は一味違う感があります。このまま勢いにのって、ぜひバクーでも優勝争いを繰り広げてほしいと思います。

対して、セルジオ・ペレスはこのサーキットを得意としています。レッドブルとしてバクーの地に挑むのは初めてですが、フォースインディア時代には2度の表彰台を獲得しています。
予選ペースにまだ課題を抱えているものの、"勝てるマシン"をドライブするペレスが、どこまで力を発揮できるのか期待が高まります。個人的には初ポールポジションにも期待しています。

③ マクラーレンにも隙なし

過去4年で表彰台経験がないマクラーレンですが、今年は初めてメルセデスPUを搭載して挑むことになります。シャシーそのものの競争力も高くなった今、強烈なストレートスピードを活かしたオーバーテイクに期待がかかります。
ランド・ノリスは今シーズンすでに2度表彰台に上がっており、かなりマシンに乗れています。ダニエル・リカルドの方は未だマシンの適応に苦しんでいるようですが、バクーは2017年に優勝した経験を持つ場所。2人のチームワークも生かして、表彰台争いに絡んでくるのではないでしょうか。

④ 伏兵?アストンマーティン

2020シーズンと比べると少し苦戦しているアストンマーティンですが、前戦モナコではセバスチャン・ベッテルが5位、ランス・ストロールが8位となり、競争力を上げてきている予感がします。
また、バクーはフォースインディア時代からチームが得意とするサーキット。しかもドライバー2人はともに表彰台経験があります。堅実な走りができれば、表彰台の可能性もあると思います。

いかがだったでしょうか?
他にも「このチーム (ドライバー) が強そう」というのがあれば、ぜひコメントにてお願いします!

見出し画像: LAT Images



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