対面授業と引き換えに"ワクチン接種"はアリか。 etc. (5/10)
① 米主要大学でワクチン接種の義務化が拡がる
米国内で、対面で授業を受ける学生に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける大学が出てきています。
ただ、今回のワクチンは緊急使用許可段階にあり、接種は任意とされていることから、大学が義務化することに対して反発の声も上がっているとのことです。
ワクチンの接種強制が、個人の自由を妨げるかどうかというのは非常に難しい問題ですね。個人的には「対面で授業を受けたければ、ワクチンを接種してください」という条件を最も支持したいところです。
日本の大学も今後同様の状況に直面することになると思いますが、どのように対応するのでしょうか。
② 中国のロケット残骸がインド洋に落下
今年の4月29日に打ち上げられ、その後制御不能となっていた中国の大型ロケット「長征5号B」が大気圏に再突入し、インド洋に落下しました。
宇宙ごみが地球に落下すること自体は珍しいことではないですが、その多くが大気圏突入時に燃え尽きるため、大きな問題とはなりません。
しかし、今回はロケットの機体が大きかったため、残骸が燃え尽きずに地上まで到達する恐れがあり、アメリカ国防省などが追跡を続けていました。
ロケットの残骸が居住地等に落下する可能性は非常に低いと指摘されていましたが、あくまで確率上の話であって、万が一のことがあってはなりません。
今回のロケットだけでなく、地球の軌道上には多くの宇宙ごみが漂っています。
今後もアメリカや中国を中心とした宇宙開発の加速化が予想されますが、使用済みになった人工衛星やロケットなどをどうするのか、今一度国際社会できちんとした取り決めをしておく必要があると思います。