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サウジとイランの外交関係、中国仲介により復活_2023年3月10日

週末にこのニュースを見たときは、驚きました。
仲介したのが、他の中東諸国や米国ではなくて中国だったとは。

2ヶ月以内に大使館再開させるなどの、外交関係を正常化させることが発表されたとのことです。

2016年1月頭に両国が断交を発表してからですから、7年ぶりということになります。
過去、イラク、オマーンなどが仲介となり回復に向けて対話を行っており、
昨年もヨルダンにて直接対話を行ったりして緊張緩和していてはおりました。
ですので外交関係が回復するのも近い将来かと思っておりましたが、まさかここで中国が仲介するとは、という感じです。

中国はイラン制裁下もイランから原油を輸入しているなど、もともとイランとのつながりは強かったですが、加えて、習近平国家主席は昨年12月に7年ぶりにサウジを訪問し、サルマン国王やMbS首相と会談しておりました。(GCC首脳会議にも出てましたね)

米国が仲介できるとは考えづらかったとはいえ、完全にメンツをつぶされた感じですかね。

色々な思惑はあるのでしょうが、
中東の両大国が国交回復することは同地区の安全という点で良いニュースでしたね。
これにより、両国の代理戦争と言われるイエメンの内戦が今後どのように改善していくかも気になりますが、期待したいところです。


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