《絵本レビュー》いちばんどりいちぬけた
こんばんわっ!
今日も、近くの公園では桜が満開でした。
子供連れのママさん達がたくさんいました。
んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【いちばんどりいちぬけた】です。
作者は、日隈みさきさん。
初版は、2019年1月です。
《ストーリーについて》
朝を知らせる一番ドリが、ある日鳴くのをやめちゃった!?
一番ドリの一族が、一列になってどんどん進み、いちどきに羽をのばす一日。
一番星を見つけて、一同うずうずもやもや。
朝がきて......!?
一番ドリの旅を『いち』づくしで楽しむ絵本です。
《10コの好きなところ》
①表紙に、一番ドリをやめたニワトリが旅に出ていくところが描かれていて、とっても興味深く感じる。
②本のサイズも、子どもも持ちやすいので一人で読むこともできるところが良い。
③題字が、ニワトリとマッチするような書体で、濁点の部分が丸くなっているところがかわいい。
④絵も、文では触れてないんだけど、ニワトリの列の中に明らかにニワトリじゃないハトが混ざっているところがカワイイし、トサカを赤い花で表現しているところも面白い。
⑤文は、全体を通して〝いち〟が繰り返し使われていて、すごいなぁって感動する。
⑥ずんずん進むニワトリの列がシュールで役割分担もされていて、とても賢い(笑)(トリの餌係は、クビに風呂敷らしきものを巻いている)
⑦一番星の登場から一番ドリたちの思考が変わるところが、見どころ!!構成の凄み!
⑧なぜなら一番星は夜がきたことを知らせて、一番ドリは、朝がきたことを知らせるから。ここから、ニワトリたちがウズウズしてくるところとか、たまらない。
⑨いろんな動物が共存しているこの世界が素敵だなって思う。
⑩最後は、みんなで一緒にコケコッコー!でハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『えっ?ニワトリさんのなかに、ハトさんまざってるよーママー!なんでー?』
『しかも、おじさんみたいなヒヨコちゃんもいるよ?かわいいんだよねぇ〜♡ぷよぷよしてる〜!』
『いちりんしゃってねー、むつかしいんだよー?ママのれる〜?』
って、言ってました。(笑)
わたしは、本文中に〝いち〟で韻を踏むところが、シュールな一番ドリさんたちとマッチして面白かったです。
ニヤニヤしながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
思い出しました!!!
おばあちゃんちに泊まりに行った朝は、ニワトリの声で起きてましたね。
なんか、心地よかったんですよねぇ〜♫
朝の清々しさとマッチして。
コッケコッコー!
☆彡
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