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《絵本レビュー》私はネコが嫌いだ。

こんばんわ!
今日の風は、なんだか春の風みたいな気がしました。

はぁ、春がやってきますね。
鳥達も、いつもにましてお喋りな気がします。(笑)

わたしのお腹は、徐々にですが回復してきてもうお粥が飽きあきですよ。

.....んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【私はネコが嫌いだ。】です。

作・絵は、よこただいすけさん。
初版は、2016年8月です。


《ストーリーについて》

15年前、娘が子ネコを拾ってきました。

その猫は全身真っ黒で、世話がかかり言うことを聞かないので、飼い主のお父さんはネコが嫌いです。

でも、いつでもお父さんに関わり一緒に過ごすことになります。

でも3年前に急に老け込んで病院通いになりました。
そしていよいよ....。

ネコ嫌いなお父さんと、お父さんが好きなネコの愛の物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、引き戸の下からご主人さまを見上げているネコの絵で、愛くるしい。

②本のサイズも、正方形で大人も子どもも持ちやすい大きさ。

③題字の文字は、ブラックの太い形にリズムがあるゴシック体で漢字にルビがふってあるところも素敵。

④絵も、何色も重ねられていて、温かさや悲しさをより深く引き出されている。

⑤文は、お父さんの視点からの言葉がつづられていて、絵と連動して性格がわかる。漢字が使われているところもステキ。

⑥本文も、お父さんのキャラクター性に合うような太い明朝体のフォントを使っているところがステキ。

⑦お父さんの、ネコ嫌いからの心情の変化が本文や絵から伝わり、とても優しい。

⑧それは、このネコがよくわかっていると思ってて、飼い主のお父さんのことがダイスキなんだなと言うことがわかる。

⑨いよいよ、ネコが亡くなる前にとった行動が感動を誘う。以心伝心。

⑩最後は、ネコも天国へ旅立ったと願いハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『ネコちゃん、しんだの?てんごくいっちゃったの?』

『おとうさんは、ネコちゃんのことキライだったのぉ???』

『このネコちゃんって、ほんとかわいいねぇ♡』

って、言ってました。

わたしは、こんな頑固なお父さん程、人一倍優しかったり、世話焼きだったりするんだろうなぁって思いながら読み聞かせしました。

あとは、自分の父親に性格似てるなぁ〜って思いましたね(笑)


《おしまいの言葉》

ネコじゃないんですが、わたしが小さい時によく、おばあちゃん家に行ってですね。

犬を飼ってて、よく遊んでいたことを思い出しました。

結局、最後に立ち会うことができなかったんですが、この絵本のお父さんは自分の胸の中でネコが亡くなったんですよね。

それって、幸せなことでもあると思うのです。

好きな人の腕の中で、最期を迎えれたら安心して逝けそうですよね。

まだ、死にたくはありませんが(笑)

☆彡







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