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《絵本レビュー》あしたがきらいなうさぎ

こんばんわっ!

最近、天気がコロコロとよく変わります。
春風は、なんだか懐かしい記憶を呼び起こしてくれたりですね。

とにかく私にとって、春って子供たちの行事も含めなんやらかんやら慌ただしいのです。
からの5月病なので(笑)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【あしたがきらいなうさぎ】です。

作者は、高橋久美子さん。
絵は、高山裕子さん。

初版は、2020年5月です。


《ストーリーについて》

「やーい、うさぎのくせに!」

うさぎのおとこのこモジャラビット・ウールは、も〜じゃもじゃの毛を馬鹿にされて、友達にあいたくないなぁ。

「明日にならなきゃいいのになぁ」と思うようになります。

年に一度の星まつりの日、そんなウールがであった不思議な出来事とは?

自分の毛が嫌いだったうさぎが、ある出来事で自慢の毛になった、ファンタジー感たっぷりなカワイイ物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙に、主人公のうさぎ、モジャラビット・ウールが大きく描かれていてとってもカワイイ。たしかに風貌が、モコモコモジャモジャしている。

②見返しは、ジョン・シカタネーヤ(たぶん鹿)が「なんで明日が嫌いなんだろ?」と読者に問いかけているところが描かれていて一度考えてしまうところ。

③題字が、曲線が絶妙なゴシック体でモジャラビット・ウールのフォルムとマッチしている♡

④絵も、すごくシュールで表情や動きが絶妙。すごくその表情から気持ちが伝わる。

⑤文は、主人公のうさぎのお母さんの華麗な返し方と、うさぎと、その友達関係が純粋に表現されているところ。

⑥最後のページに、この絵本に登場する仲間たちが総勢15キャラクター紹介されていて、見つけるのも楽しい!

⑦本文中に、〝伝説のうさぎ王〟とか〝キャベツとび〟とか、あたかも当たり前に書いてあるところがおもしろいし、想像を掻き立てられる。

⑧この主人公の、後ろ向きな性格も共感できるし、考え方が幼稚園児っぽい(笑)真剣に悩むうさぎと、優しくかわす、うさぎのお母さんとの掛け合いも素敵。

⑨星まつりの日に星を眺めていたら、うさぎの頭に落ちて痛がっているところ。

⑩最後は、自慢の毛になってハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『モジャラビット・ウールっていうなまえさ、おもしろいね』

『ふくろうさんのなまえも、ウロツークじいさんだよ?うろうろするのかなぁ?』

『ほしまつりってさ、ほしがふるんだね?りゅうせいぐんみたい!わたしたちもみたよね?それといっしょ?』

って、言ってました。(笑)

わたしは、このウサギのお母さんが子供との接し方が参考になりましたね。華麗な対応なんですよね(笑)


《おしまいの言葉》

なんか、自分だけのコンプレックスってありますよね。

無邪気に悪気なく傷つけられる事って誰にでもあるんじゃないんでしょうか?

でも、やっぱりというか、しっかりメリットもあるんですよね。デメリットがあればメリットもある。

う〜〜〜ん、興味深いところです。

些細な事で、どっちにも転ぶねっ?モジャラビット・ウール!

☆彡

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