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《絵本レビュー》かとりせんこう

こんばんは(^^)

今年も、24時間テレビが放送されてますね。
世界はきっと変わるがスローガンなんですね。

そんな今日、車に乗ると蚊が入り込んでたんですよ。殺虫剤がなかったんで、ひんやりクールスプレーで退治しましたがね(笑)

というわけで、今宵は蚊と関係がある絵本【かとりせんこう】のレビューをしたいと思います。

作者は、田島征三さん。
初版は、2009年7月です。


《ストーリーについて》

蚊取り線香の、けむりがもんもん蚊がぽとんと落ちます。

けむりがもんもん、お花も帽子も新聞紙の字もぽとん!?

小さいものから大きなものまで、いろんな物がぽとんぽとんぽとんぽとん!

奇想天外なけむりによって落ちる、いろいろなものが楽しくて、面白い夏に読みたい一冊です。


《10コの好きなところ》

①表紙は、蚊取り線香に火がついているところが描かれていてワクワクさせてくれる。

②見返しも、たくさんの蚊が紺の容姿に描かれていて、まるで暗闇を飛んでいるかのように想像させてくれるところ。

③題字の文字が、手書きの絵と同じ画材で書いてあり統一感がでているし匂いが伝わってくる。

④絵は、和の色でシンプルに描かれていて、蚊取り線香の煙の感じがリアルで親近感がわく。

⑤文は、詩的でリズムがあってどんどん現実から非現実的な話の展開が面白い。

⑥また、本文も蚊取り線香と同じ緑系の色が統一感がでてステキ。

⑦そして、レイアウトの配置も、丸っこい書体も蚊取り線香の形を想像させるところ。

⑧おじさんの髭や、幽霊が蚊と同様煙によって落ちるところとか最高すぎる。

⑨煙が全ページにわたりもんもんとながれていき大ごとになっていく構成が読みやすいしワクワクする。

⑩最後は、お月様が涙を流して蚊取り線香の火が消えハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(8才・5才)は、

『おじさんさ、メガネもおひげも、ゆかたのもようもなくなって、かわいそうねー』

『かとりせんこうってさ、いいにおいよ?』

『おつきさまはさ、けむたかったのかなぁ』

って、言ってました。(笑)

私の感想としては、蚊取り線香の煙がまさかまさかこんな事になるだなんてっ!と笑いながら、読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

この絵本のオチが何ともステキなんですよね。笑えて、最後はロマンティックなんです。

私が小さい頃は、蚊取り線香よく焚いていたなぁって記憶を巡らせていました。
まだ、それほど夜は蒸し暑く感じず、網戸を開けてですね。

あれから20数年…(きみまろ風)
今は、クーラーが欠かせず夏バテですよ(笑)夏を楽しめません。

蚊取り線香の香りが恋しいですよ〜

☆彡




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