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《絵本レビュー》たまらんちゃん

こんばんわっ!
今日は知ってたけれど、行ったことのない本屋さんへ。

そこの絵本のセレクトがすごく素敵だったんですよね。ロングセラーのものと新書が交ぜてレイアウトされてたんですよね。

絵本レビューをするようになって、より絵本に興味が湧き、お店によって取り扱っているジャンルも違うんだなぁなんて思いました。(これ、ほんと違います)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【たまらんちゃん】です。

作者は、つぼいじゅりさん。
初版は、2017年4月です。


《ストーリーについて》

卵のぷるるん黄色いたまちゃんと、とろろん白いらんちゃんは、いつも一緒です。

ところがある日、離れ離れにされてしまいました!不安がお互いに募って、涙もポロリ。

一体どうなっちゃうのでしょうか!?

ハラハラして、ホッコリしてお腹が空くカワイイ絵本です。


《10コの好きなところ》

①表紙は、目玉焼きのたまちゃんとらんちゃんが描かれていて見つめあっているところがとってもカワイイ♡

②見返しも、黄色い用紙にさまざまな料理の中にたまちゃんらんちゃんが描かれているところ。

③題字の文字も、卵の丸いフォルムに似たような書体が素敵!

④絵は、卵の黄身と白身がどんどんわかれて変化していく様子が面白い。

⑤文も、2人の仲の良さや離れ離れになる苦しさがよくわかる。

⑥たまちゃんには、まつ毛がついているところや、らんちゃんと顔のパーツが違っていてより、感情移入しやすいし、よく泣く(笑)

⑦泡立て器でそれぞれのページで混ぜられている様子が離れているんだけど、どこかでシンクロするような気持ちにさせてくれる。

⑧たまちゃんが入っているボウルの中に、らんちゃんが注ぎ込まれているところが物語の最大の変化で、心を惹きつけられる。

⑨二人は四角い入れ物に移されて、暗い箱の中に入れられて熱せられて気絶するところとか本当に心配になる。

⑩最後は、2人仲良くパウンドケーキになって、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『たまちゃんとらんちゃんさ、やけどしたのかなぁ、だって、あついよーってなったんだよね』

『なみだはさぁ、しょっぱいからケーキのあじはどーなるんだろうねっ』

『たまちゃんは、おんなのこでしょ?だって、まつげがあるもんっ♫』

って、言ってました。(笑)

わたしは、この仲睦まじい〝たまちゃん〟と〝らんちゃん〟がまさに〝たまらん!〟と思うくらい、かわいい性格だなって思いながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

この二人は、もとは卵なわけなので一心同体なんですよね。

そりゃ、離れ離れになれば泣きます。(笑)

例えば、人間の心と体も同じだなぁって。
どちらも欠落していたらバランスが保てなくなります。そして、どちらも欠かせない。

つまり一緒にいて当たり前は、一緒にいないとダメ絶対なんだろうなぁ。

どんなになっても!

☆彡


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