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【推しは今日も尊かった】

今日は私の推し【ゆず】について、いや、先日のゆずのライブレポを書こうと思う。

といいつつ、こんなにも遅くなってしまった…。


こんなご時世、ゆずだけでなく多くのアーティストが、今までのような当たり前のライブが出来なくなったことは皆の記憶にも新しいことだと思う。


そんな思いは我が推し、【ゆず】もそうなのである。


5週にわたってのオンラインライブツアーAGAIN、

バレンタインオンラインライブ2021~こんな時だから、チョコっと歌うよ~、

そして私が心の底から楽しみにしていたYUZUTOWN、Always YUZUTOWNとオンラインライブを行ってきた【ゆず】が、約2年ぶりに有観客でライブを行ったのでその時の感想を記そうと思う。

完全に自己満足+記憶にとどめておくための備忘録として。


8月9日から横浜、名古屋、大阪の3都市、 全18公演。そんなツアーもあっという間で、9月12日、無事に完走。


医療者の端くれである私、まだまだコロナウイルスの収束が全くと言って見えないこの状況下で、本当にライブに行ってもいいものか心の底から悩んだ。


もし、勤務している病棟の患者やスタッフに感染させてしまったら?

などと考えると眠れなくなったこともあった。

何が正解なのか、誰もわからないこの世の中、どうすればいいのか本当に悩んだ。


しかし、参加する私達以上にナーバスだったのは紛れもなく【ゆず】たちだろうと思う。


実際、2週間前から接触通知アプリのインストール呼びかけ、会場での検温・手指消毒の呼びかけ、席数の制限、声を出すことやマスクを外すことは不可、もちろんコール&レスポンスも不可、ライブ時間の短縮、物販やガチャの入場制限など、色んな対策が講じられていた。

今までとは違うライブであったことは間違いない。

正直、物販などは会場の外に長蛇の列ができ、多少「密」を感じる場面もあったのだが。


そんな小さな「密」についてここでは言及するつもりは微塵もなく、【推し】の素敵な部分を紹介していこうと思う。



チケットの申し込みが6月15日

チケットの当落が6月24日15時

私が参戦したのは9月11日


実際には、相方が8月18日 名古屋オリックス劇場に当選しており、一緒に参戦させてもらったので、2公演参加することが出来た。


それにしても、チケットの申し込みから実に3か月弱、推しに会うまでの道のりは長かった。


上記の通り、本当に参戦していいものか悩みに悩んで、交通手段の確保もぎりぎりになったのだけど、やはり【推しに会える】という目標があるだけで仕事や家庭のことなど、色んなことを頑張れたと思う。


やはり推しの存在は偉大である!!!



そんな素敵すぎるライブのセットリストを紹介する。

1.アゲイン2

とんでもなくエモい二人の弾き語りから始まる。

二人のハモリをこれでもかと聞かせられる。そしてギターの音が素晴らしい。

「それでも些細な願いも届かずに
信じる気持ちも持てなくなる夜もあるでしょう
そんな時はここにおいで そして大声で泣いてしまえばいい
時は流れあの日の悲しみでさえ ちっぽけだったと想える朝が来る」

この歌詞で涙腺崩壊です。岩沢さんの『そんな時はここにおいで そして大声で泣いてしまえばいい』の歌声でもう本当に涙が溢れました。

昔から何度も聞いてきた曲、でもこんなに感動したのは初めてです。

きっとコロナが落ち着いた「そのときには」この『あの日の悲しみでさえ ちっぽけだと想える朝が来る』と言いたいのかなと勝手に推測しました。

まさかの選曲で度肝を抜かれた一曲目。

2.Long time no see

ライブで初公開の楽曲です。

みんなに久々に会うのに手ぶらで来るのも悪いと思って新曲を用意してきました、っての嬉しかったなあ。

悠仁曰く、「直訳すると久しぶりみたいな意味、ちょっと想いをこめて言うとやっと会えたねというような曲」だそうです。

すごく爽やかなメロディーの楽曲です。名古屋で聞いた時鳥肌が凄かった。

この曲は悠仁が作ったのかな、とすぐに感じるような歌詞。

悠仁「どうだったっけ」

厚治「そうだったよ」

という部分があるのですが、二人の掛け合いがたまらなく良い。なんだろう、うまく言えないけど、もう阿吽の呼吸のようなものを感じる。


-MC-

→同級生で3代目焼き鳥屋をやっている井出君の話。

「ありがとうございました」のイントネーションについて。

ゆずってよくこういう二人だけしかわからないような内容の話をするんですが、それが何より尊いんですよ。

二人の日常会話を見せていただいている!みたいな感情になります。この日は岩沢さんが大声で長い時間笑っているんですよ。

そんな感情むき出しにして笑う岩沢さんが見れて眼福でした。こんな二人の当たり前のような会話を聞くことのできる素敵なMC。

3.気になる木

これまた驚いた曲。私は生まれて初めてライブで聞きました。

この曲の収録されていたアルバム「トビラ」ってすごく尖っているんですよ、悠仁の曲なんて特に。大人なんてものは信用しない、俺が信じるのは岩沢のみだ、と言わんばかり。

今まできれいな言葉ばかりを紡いできた二人が急にその裏の言葉を使うというか、ネガティブ要素満載のアルバムなんですよ。

そんなにアルバムの中に収録された、まるでオアシスのようなこの曲。緊張感の強いアルバムの中で癒しをくれるような、この曲がチョイスされたことにも本当に驚きました。

4.流れ者

伝説のゲリラ豪雨ライブ『二人参客』で初めて歌われた、今もなおアルバムとかには未収録の伝説の名曲ですね。

「もう会えないかもしれないから僕は歌うよ
また会えるのならせめてものお礼がしたいんだ

生きていることのほんとの意味を知るために
今出来ることを当たり前にやるだけさ」

この歌詞もコロナ禍でライブを何とかやれたこと、ゆずっこへの感謝のように感じ取れました。今できること=ありとあらゆる対策をしたうえでライブをすること?

5.以上

悠仁作、岩沢さんがメインで歌う、ゆず一家というアルバムの収録曲。なんとも懐かしい。

岩沢さんが歌うことで岩沢曲のような雰囲気が出るんですが、歌詞は『THE悠仁』って感じ。

「余計な事が多すぎて 本当の事がわかりにくくなってる
こんな時はただひたすら逢いたくて.....

君は僕が思ってる以上に 強い意思を持ってる
君は僕が思ってる以上に 本当の事忘れてない
だからだから五分だけでいいから僕の横に......
贅沢なんかは言わないから僕の横に座ってて」

完全に悠仁の気持ちがあふれ出てるような曲。でもこの曲も「本当のこと」=ライブを開催してもいいのか、という葛藤のように思えました。この曲を作った時はこんな意味じゃなかっただろうけど、今はこんな風にも読み取れる、不思議な選曲。

6.代官山リフレイン

個人的に悠仁の曲の中で大好きな曲です。発売当時何度も何度もリピートしていました。

「あんな大人になりたくないと言っていた大人に一歩また一歩 確かに歩みは進んで行くけど」って部分が好きだった。この曲の発売当時、私は19歳、こうやって大人になっていくんだなと曲を聴きながら切なくなっていたのを思い出す。

『「言わんこっちゃない」って誰かが言ったって 知らんぷりして聞こえないフリしてた
「そんな事ない」って描いた未来 不安さえからかって笑ってた
「変わっちゃったな」ってあの日の君が 今の僕を見たら笑うかな?
「そんな事ない」って大切な物を守りながら 今日を生きて行くんだよ
遠ざかるあの日の影 もう行くよ 明日へと続く道へ』

この部分もいつかコロナが収束したら、このライブのことを回顧してこんな思いを抱くのかな?と思った。

‐BooBooレクチャー‐
7.LOVE&PEACH

言わずと知れたダンス曲。いつもなら踊る、歌う、ですが、できないので、今回のライブから採用されたBooBooゆず太郎を使って着席のままちょっとだけ踊ります。

某 太○の達人をオマージュしたゆず太郎が太鼓のフォルムで出現。本物と同じようなゲーム画面が出てきて、BooBooゆず太郎をリズムアイコンに合わせて鳴らす。ちょこちょと太郎の顔が北川さんと岩沢さんの顔に。とにかく手がつかれる、腱鞘炎になるかと思うレベル。

1曲で700コンボとか出てた笑

そして今日のお客さんはどうですか?と聞かれたドラムの岩澤駿くん、「最高」と書いた紙をまさかの「高最」と左右逆に掲げてしまい、会場も笑いに包まれる。

ちょこちょと足を上げたりする岩沢さんが素敵で、素敵でたまりませんでした。

8.ゴールテープ

オリンピックに出場していた選手の写真が流れる。

初めて聞いた時鳥肌が止まらなかった。ゆずの二人は今回もこっそり歌で選手のみんなにエールを送っていたとのこと。バックで流れる映像に涙が止まらなくなる。すべての選手に栄光あれ!

「信じた夢路の足跡、終わらない明日へ 歩みを止めたらすべてはそこで終わるだろう」これは私の仕事にもつながると思ってさらに泣ける。

‐換気の歌‐(歓喜の歌の替え歌)
-夏メドレー‐(ここから後半戦)

「夏といえば〜?」
スイカ〜!とか花火~!かき氷~!とか色々出てきたけど忘れた。最後「夏といえばやっぱり…ゆず〜!!!」ってことでゆずさん出てくる。

いわゆるカラオケのバックで流れるようなPV風の映像が流れて、曲に集中したいのに、映像が気になってたまらない!脳みそと目と耳がもう一個ずつほしい!と思わせるメドレーの開始。

9.センチメンタル

段ボールで作ったフォルクスワーゲンバスで電車ごっこ、ちょこちょこ動く二人がかわいい。
北川さんの頭にのったスイカを目隠しした岩沢さんが棒を持ってウロウロ。
曲の終わるタイミングでスイカを割る、中から「夏サイコー」の文字。

10.風とともに

モザイク処理で着替え。ちらっと岩沢さんの肩が見えて「もっと裸を見せてくれ」と心の底で叫んだ私は変態。

昔のパンクバンドのバンドマンのような恰好。大型扇風機に耐えるゆずがまた面白い。ティッシュとか飛ばされてた。

11.GreenGreen

前の記事でも書いたけど、前回のライブの日はこの曲で大泣きしたわけですよ。なのにバックの映像は笑かしてくる、辛いです。

ヤンキー姿のゆずが登場。厚ちゃんは「岡村の豆柴」、悠仁は「磯子のイルカ」らしく、ハリボテの裏で殴り合いをするけど最後は仲直りして肩組んで歌うというコント。

曲のイメージと思い出と全くマッチしない映像に逆に笑えてくる。

12.夏疾風

嵐さんに楽曲提供したこの曲、ついにもう自分たちでセルフカバーすることにハマっている模様。

甲子園で野球をするゆず。ハンドサインでいろいろと面白いものを出す。そして試合には負けてしまい、甲子園の砂を拾い集める2人。


確かに甲子園のテーマソングとして作られた曲ではあるけど、40歳過ぎたおじさん2人のユニフォーム姿ににやにやしたのは言うまでもありません。

13.Yesterday and Tomorrow

2人がカモメのコスチュームで登場。CDジャケットのカモメ?になり着る2人。

「もうこれで終わり(コスプレ)だから頑張ろう」と励ましあうおじさん2人、可愛すぎました。


14.向日葵ガ咲ク時

前曲でコスプレは最後と言っていたのに、最後の最後にどでかいの来ました。

2人が向日葵のコスプレ…笑

顔を茶色に塗って、全身タイツ…曲よりもコスプレのほうがおもしろすぎるメドレーでした。

やはり「夏」に聴くこの曲は大好きです。みんなでブーブー太郎を鳴らしたのも一体感があってよかった。

‐MC‐
15.NATSUMONOGATARI

「テレビではやったけど、みんなの前でやるのは初めて」という言葉通り、初めて生で聞きました。

バックで流れる映像はYUZUTOWNやテレビと同じ、横浜の風景みたいな。

でもあのテレビで見てた映像がこんなにも近くで見られる日が来るなんて…と感慨深かった。

あとは、とにかくギターのスキルが素晴らしすぎます。曲の初めのストロークはとにかくもう…!!
・歌が………めちゃくちゃ上手い…………

16.公私混同

オンラインツアーで見てから生で見たかった、公私混同のロボットダンス。

コロナ禍で立ち上がることも許されないけど、座席で少しでも動けたことが嬉しく感じた。

とにかく悠仁と目が合いました笑笑

2人がニコニコしながら歌っててこちらもニヤニヤしました。

-MC-
17.夏色

お決まりの『最後の曲になりまーす』で、もう夏色まできたのか…ライブがもう終わってしまう…と毎回感傷的になる。

今までのライブの夏色といえば銀テが取れるかどうかにかかっていると言っても過言ではない。

1番目のサビは銀テを必死に拾い、無くさないようにカバンに詰め込むor飛んだり他人に取られないためにしっかり手に持ったりすることに必死で曲の2番目の冒頭なんて聞いていないことがほとんど。笑

そしてそのあとは曲が終わるまでジャンプしっぱなし、タンバリン叩きっぱなしで翌日筋肉痛に。

今回は銀テすらありません。なのでゆっくりと夏色を…なんてはずもなく、着席ながらもめちゃくちゃ楽しみました。


悠仁の『もう一曲やりたくなっちゃった』

この一言で何がくるかとドキドキするわけです。

個人的には【花咲ク街】を期待していましたが、いい意味で裏切られます。

18.栄光の架橋

何度も何度も何度も、時には聞き飽きるくらい聞いてきた曲です。

でも、この曲でこんなに大泣きする日が来るなんて思わなかった。

もうイントロで涙が流れ、こんなに歌詞が自分に沁みる日はないと思いました。

曲の1番目のサビは今までならゆずが演奏、観客が歌う、と言うパターンなのですが、それすら出来ないので、『心の中で歌おう』ということになっていました。

岩沢さんのギターソロ、そしてこれがもうたまらなく素晴らしかった。

いやらしい岩沢さんの指、爪弾かれるとてつもなく綺麗で透き通った音。

本当に本当に素敵でした。


終演


約1時間半、いつものライブに比べると時間も短いし色々な制限がある。

でも、それ以上に推しに会えて、約800日我慢していた『生でゆずの曲を聞きたい』

『ゆずに会いたい』という気持ちが止めどなく溢れた本当にいいライブでした。


脳みそがこの日のことを忘れてしまうようなことがありませんように…。

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