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箱に込められた知恵と技術を探求する“包学部”はじまりました。

大阪パッケージアカデミーがお送りするポッドキャスト、“包学部“をはじめました。
“包学部“は、商品パッケージや箱、包むことにまつわる知恵や技術、文化性について掘り下げ、新たな発見を探るパッケージ専門番組です。
パッケージやパッケージデザインに興味がある方は、ぜひお聞きください。

第1回は「お店はパッケージの展示会」。
お店で気になるパッケージの見つけ方などをトークしています!
パッケージデザインに関する資料は、他のデザイン分野に比べて多くないのですが、よく考えてみたらお店にはたくさんのパッケージが並んでいますよね。さながらパッケージの展示会場といえるでしょう。

初回は、お店での目の付け所や最近の気づきなどについて、大阪パッケージアカデミーの講師とアシスタントの3人でトークしました。

Spotify:https://spoti.fi/3FM6Dzi
Apple Podcast:https://apple.co/3syUHfd

#1お店はパッケージの展示会
【出演】
三原美奈子(パッケージデザイナー)
辻杏里(パッケージデザイナー)
鎌千種(UIデザイナー)

[用語解説]
・ピンホール:話しの中でのピンホールは、熱接着(ヒートシール)をした時に空いてしまう小さな穴や破れのこと。食品のヒートシール部分にピンホールが開いたまま出荷してしまうと、品質保持剤が効かず、カビや劣化の原因になるので出荷前にチェックします。印刷に関するピンホールについては、埃や紙粉によって印刷が乗らなかったごく小さな点のことを指します。


#2「嵌合(かんごう)は感動だ!」
第2回は、箱の蓋と本体の隙間の具合(嵌合)について、それがもたらす体験や設計の工夫についてトークしました。
私も、静かにしゃべってます〜。笑

【出演】
村上誠(貼箱設計士 twitter@hakoya)
鈴木美奈子(紙器用抜型設計士 twitter@nakanokigata)
浪本浩一(グラフィックデザイナー twitter@bellido1995)

[用語解説]
・嵌合(かんごう):業界では、合口(あいくち)ともいう。蓋を開け閉めするときの緩さやキツさの具合。
・身箱(みばこ):蓋(上箱)に対して下箱のこと。フタとミ。
・ボール紙:再生紙などの繊維を使って作られた厚紙。板紙とも言う。
・貼り箱(はりばこ):厚さ1〜2mm程度のボール紙で箱の中芯をつくり、その上から素材(基本的に紙、他に布など)を糊(ニカワ)を使って貼ってつくる箱。https://bit.ly/3MZFR9u
・トムソン加工:ボール紙を抜き型(木型)を使って、パッケージの展開図の形に抜く加工方法。https://bit.ly/3PIcPNH
・サンプルカッター:サンプルを作るために図面データから紙をカットしてくれる機械。
・箔押し:版を使って金、銀、黒、白などの箔を熱と圧力で紙に圧着させる加工。
・罫線(けいせん):パッケージを作るのに、ボール紙を折り曲げるための線。
・開封の儀:買った商品の箱を開ける行為を儀式的に行った映像。iPhone箱の「開封の儀」は有名。YouTubeにたくさん上げられている。

提供:大阪パッケージアカデミー
http://e-nakanokigata.cc/package-academy

★Twitterアカウント
https://twitter.com/package_academy

★Instagramアカウント
https://www.instagram.com/osaka_package_academy

編集:langDesign
作曲:友波

貼り箱の企画・製造 村上紙器工業所
https://www.hakoya.biz

意思を運ぶ箱2


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