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健康を真剣に考える

私の文章を読んで頂き本当にありがとうございます。

鍼灸師として約30年がたち、、できるだけ多くの方にお伝えしたいことがあります。

以前「健康の平均点が下がっている?」という記事を投稿しました。そこで今回は、「健康」とはこうであって欲しいという私なりの思いと、多くの方がこの「健康」を目指すことによって、未来が明るくなることを願いたいと思います。

まずはじめに、次のような人は健康と言ってよいでしょうか?

・健康診断ではA判定だけれど、いつも肩がこる人        
・気温差が激しいと体調が悪くなる人人              
・朝起きた時、気分の暗い人

今の社会では、深く考えることなく皆そうだから、まあまあ健康と捉えられているような気がします。

逆に、上記のような人は健康でないとすると、何%ぐらいの人が健康と言ってよいでしょうか。仮に数%だとすると、何かがおかしい気がします。ここに問題意識を持つことで、思考が働き行動が生まれます。皆そうだからしょうがないではなくて、本当の「健康」を意識するところから始めたいと思います。

私の個人的な意見ですが、「健康」とは、常日頃、体の調子と心の状態が良いと感じていることだと思います。さらに、身体的にも精神的にも何か変化が起こった時に、すぐに対応できることを条件に加えたいと思います。

この体の変化に対応する仕組みについて、私の師匠である黒野保三先生は、統合的制御機構(恒常性維持機構・生体防御機構・自然治癒機構)という考え方でわかりやすく説明されています。

例えば、気温・気圧・湿度などが変化した時に、恒常性(良い調子)を維持するように制御する力があります。誤解を恐れず言うならば、「健康」な方は日本国内で起こるような気候の変化には、自分の体だけで対応できることを目指せたらと思います。

また、生体防御機構(免疫力)については、一般的に免疫担当細胞の数が多いか少ないかで評価されています。しかし、それ以上に重要に思えることがあります。例えばウイルスが体内に侵入しそうな時、もしくは侵入した時にいかに素早くちょうどいい加減の防御反応ができるかということです。

そして、自然治癒機構については、医聖と讃えられるヒポクラテスも「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」と伝えているように、もっと自分の体の底力を信じたいものです。

さらに精神的には、自分にとって不都合に感じることが起こった時に、重い気持ちになり続けないようにコントロールできることを「健康」の条件に加えたいと思います。

少し厳し過ぎると感じる方も多いと思いますが、一昔前の日本であれば当たりまえのことであったようにも感じます。いずれにしても 、最近のように気候の変化が激しく、心理・社会的な問題が多発する中、楽しい人生を送り続けるにはどうしても必要な条件であると感じます。

最後にこれらの条件は、思考、食事、睡眠、運動、感謝、笑う、五感の保護、日光浴、入浴などを正しく意識することで、誰でもクリアできることを強調したいと思います。








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