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親愛なる私の防波堤

おいでませ。玻璃です。

私には異父姉が3人いる。

ここで、四姉妹の紹介。
今回、本名は控えておきたいので、それぞれ自分の名前を考えてもらった。

長女 さゆり
小さい頃から才色兼備。
街を歩けば皆が振り返るような美人。
勉強が良くできてしっかり者の長女だが、微妙にズレていてよく転ぶ。
何かある度に面白い言動をすることがあるのだが、
「だって、さゆり姉さんだもんね~」
と家族が納得して笑ってしまうお茶目な姉だ。
現在はフランス人ミュージシャンの義兄と会社を運営し、フランスと日本を行ったり来たりする生活をしている。

次女 月子
読書が大好きで活字本に限らず、漫画本も大好き。
甘いコーヒー&おかき&こたつが月子姉さんの定番読書スタイルだ。
私は小さい頃から姉さん好みのミルクやお砂糖の配分を教えられていた。「玻璃ちゃん、コーヒー入れて」と本とおかきを手にこたつに入る。
そんなインドア風に思える姉だが、友達が多く、よく友達と夜中にドライブに行っていた。白い水着が似合う活発な姉だ。
現在は若い頃イギリス留学で知り合ったスペイン人の義兄と結婚し、スペインに永住している。

三女 舞
姉妹の中で一番一緒にいた時間が長い姉だ。
いつも私の面倒をみさせられ、姉妹の真ん中で自分を抑えることが多かった姉。そのため小学生の頃不登校だった時期もあり勉強が苦手な時もあったようだが運動は大好きだった。
高校を卒業して大阪に就職。だが、皆の反対を押し切って上京し夢だったダンサーを目指した。そこからダンサー生活が始まり、現在はカリスマダンス講師としてダンススタジオの経営をしている。
華やかで鍛えられた身体が美しい自慢の姉だ。

四女 玻璃
小さい頃から負けず嫌いで甘えん坊。
子供の頃は周りの大人が忙しかったため、一人でよく遊んでいた。
大人になって痩せたい思いから舞姉さんのところでジャズダンスをはじめ、その後ずっと30年趣味で踊ってきた。(最近はレッスンに行けていない)
現在は事務の仕事をしながら父の介護中。


輝かしい経歴を持つ姉たちに比べると地味な生活を送っている四女の私。
でも、この地味に思える安定した暮らしが私の小さい頃からの夢だった。
子供たちや孫に囲まれた幸せな時間。
この暮らしが実現できたのは愛情深い夫のおかげ。
だがここに行きつくまで、今後追々綴る激動の家族の歴史の中でいつも私を守ってくれていた姉たち。

ダンスホールで知り合った父と母が再婚するにあたり、若い兄のような年齢の父を姉たちはなかなか「お父さん」と呼べなかったという。
だが、私が生まれた時に姉妹で「玻璃ちゃんが生まれたし、これからはお父さんと呼ぼう」と話し合ったらしい。
それと同時に私のこともたくさん可愛がってくれた。

姉たちを例えるなら
「私の防波堤」

私はこれまでもこれからも、個性豊かな姉たちに憧れ、そして感謝し続けるだろう。

今秋には第二回姉妹旅行を計画中だ。

ではまたお会いしましょう。


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