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ころこぶ

如月ほど
あなたを感じる

雲の切間の 
薄っすらとした陽の光は
寸分の狂いもない 
采配の中心点で

立ちあがろうとする萌え
まだ見えぬ香り

万物が動きだす予感は
透明な花弁をほころばせ

ころこばずに

おれようか
おれようか



和風月名の詩 如月(2月)

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