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#7 体外受精2回目の移植 凍結胚

年が明けた。
生理がきて、移植2回目へと進む。年明けの病院はとても混んでいる。1時間ほど待って診察は5分せず終わった。次の移植の流れを説明されて薬を貰った。

1回目の移植との違い
1回目の移植とは違うところ、それは移植する受精卵が凍結した胚盤胞であるということ。凍結した胚の方が妊娠率は高いとネットで見た。また、1回目が陰性だったため、2回目は保険適用でできる着床をサポートするオプションも付けることになった。

お腹に貼る薬のはなし
ホルモンを薬で調整して移植をするホルモン調整周期が始まった。この日からお腹にテープを貼っていく。皮膚から薬が吸収されていくらしい。
シールは2日ごとに張り替える。周期に合わせて2枚の日もあれば4枚、6枚、8枚の日もある。指示された通りに間違いないように貼っていく。適当に貼ればいいわけではない。何度も日にちと枚数を確認して、剥がして貼って。

前回貼った場所はかぶれやすいので、毎回ずらして貼っていくけれど、だんだんシールの粘着力に肌がかぶれてお腹がかゆくなっていく。テープの丸い縁が赤くなりお腹にいくつも痕が残る。日が経てば徐々に消えていくけど簡単には消えない。はがしても痒い。

先手を打ってボディークリームを塗ると、はがれやすくなる。シールをはったままお風呂に入るので、お湯につかったときやシャワーの水圧でシールがはがれてきてしまうこともある。治療中は、こういうところも気にしてお風呂に入らないといけなくて、不妊治療は日常生活を侵食してくる。

剥がれないように左手でおなかのテープを抑えて、右手で頭を洗うしかできない時もあった。お腹に貼るので、トイレの時の服の上げ下げでもシールが剥がれてないか気になって、お腹を何度も触ってそわそわしていた。

移植日の決定
1週間後の通院。エコーで子宮内膜の厚さを測り移植日が決まった。
移植数日前からは、テープに追加して窒剤の薬が始まる。1日3回だ。午後の1回は勤務中に使わなければいけない。仕事をしてるのでポーチに薬を入れて会社に持っていく。時間も忘れないようにカレンダーでリマインド設定。時間になったらトイレで挿入する。
でも、アポで外出したりミーティングがある時は、薬を入れる時間がずれていく。絶対同じ時間とは言われなかったが、仕事によって薬が適切に使えないのは嫌だなと思った。こっちは時間とお金をかけて治療しているのだから、無駄にしたくない。そんな気持ちになることもあった。

移植当日
1回目と同じく午前中に病院へ向かう。
移植する胚のグレードを培養士さんに説明されてから、手術室へ向かう。凍結胚の場合、凍結している胚盤胞を当日に融解して移植をする。無事に移植に進めるということで、問題なく融解できたようだ。
今回もカテーテル?を入れてる時にツンとする痛みを感じたが、無事に受精卵を迎えられた。

12月に治療をお休みしているし、身体は整ってるはず。
判定日までしっかり薬を使っていくぞ!

とてもいい天気の日だった。



もう少し詳しく書いた移植の流れはこちら

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