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#29 不妊治療 移植6回目で妊娠6w 再び出血からの心拍確認へ

胎嚢確認から次の診察を来週に控えた週末。6wの夜、なにかが足の間を垂れていくような感覚を感じた。多分大丈夫だろうけど気になる。トイレに行っておくかと席を立つ。

ん、赤い・・・
えっ、またこのタイミングで出血?

前回のうまくいかなかったことを思い出し不安で頭がいっぱいに。サーっと出ていく血、前回ほどは出ていなさそうな気がする。とりあえずナプキンをして出血の状況を見るしかない。

生理1日目くらいのような、血も鮮血ではなくやや暗い赤色だった。その後、トイレに行っても垂れることはなく、トイレットペーパーで拭いたときに付く程度になってきた。ほぼ出血は止まっているようだ。

血が出たことを夫に伝える。
夫も前回のことを思い出して、そんな、、、と焦っていた。

腹痛もなく鮮血でもなかったけれど、前回のこともあり不安だったので、翌日病院に電話をすることにした。でも、今回は前回と状況が違うし、うちの子は多分大丈夫だと2人で言い聞かせた。


・・・

翌日、電話で状況を相談して受診させてもらうことに。
もともとの診察日は連休を挟んだ後だったので、この時に行っておいてよかったと思う。行かなかったら3日くらいずっと不安だっただろう。

病院につき、エコーまでの待ち時間。自分の心拍が速い鼓動をうっている。緊張で足が震えた。
前回と同じ出血後の急遽診察、心拍確認。
胎嚢、子よ育っていてくれ・・・

エコー室へ呼ばれる。
どうか・・・画面を見る。



・・・!


胎嚢が大きくなっている!しかも前回の陽性の時よりも成長していることがわかる。明らかに胎嚢確認時より、胎嚢の大きさが大きくなっている。すごい!

そして心拍は・・・?
胎嚢の真ん中あたりに丸い子がいた。心拍はある・・・?

先生が、「ここですね、心拍見えてますね~」と言ってくれた。

たしかに、たしかに白黒とちかちかするエコー画像が見えた。すごいよ。心臓があるよ。しっかり心拍を見ることができて泣きそうだった。

出血があったため、念のため子宮口も見てもらった。膣の検査は器具を入れるときにちょっと痛いけど、出血に関して体の状態は問題ないとのことでよかった。

早く夫にも心拍が見えたことを伝えたいと興奮しな思がら、エコー室を後にする。でも、ここは不妊治療専門の病院。あからさまに話はしない。夫のいる席に戻ると、携帯の画面の文字で、心拍が見えたと伝えた。夫もホッとしたようだった。心拍の動いている状態、実際に夫にも見てもらいたいなーと思った。

その後は診察室へ。先生からは「力強い心拍が見えましたよ」と言ってもらえた。子宮内にも血の塊はなく、この時期の茶色い出血はあるものだそう。前回と同じような流れで不安だったが少しほっとした。

自分の中に命があるなんて、信じられない。不思議な気持ちだった。
とてもうれしかった。
このまま順調に成長していって、この世で会おう。



4回目の移植の時は、この数日後に心拍が止まってしまったけれど、今回は元気だ。大丈夫。うまくいった。
そう言い聞かせる。


1週間後に2回目の心拍確認だ。健やかに成長していってくれ。

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