2021年総括するほどでもないけれど

こんにちは、滝沢です。
師走に突入してしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
なんと滝沢は思いきって年末の大掃除を自分でするのをやめました！
11月末に家事代行さん2人に来ていただいて、4時間たっぷり大掃除をしていただきました。
やっぱりプロはちがいますね～！ お掃除もですけど、整理整頓もすごくお上手なんですよ。感動いたしました。
息子と和室を共有して、それぞれの机を置いているのですが、鬼滅の刃グッズだらけの私の机を見た家事代行さんに「お兄ちゃんの机もお掃除して大丈夫ですか？」と言われてしまいましたｗ
（ですよねですよね、普通そうですよね）

2021年の総括を……と言うほど数がないのですが商業作品2つ、振り返りたいと思います。

コミック版「守銭奴騎士が俺を泣かせようとしています」
（おおきいき先生／原作：滝沢晴／DeNIMO）

2020年10月より隔月連載中で、先行配信中のRenta!さんでは現在7話まで更新されております。
涙が魔石になるという不思議な力を持った青年がリュートが、大陸最強の〝守銭奴騎士〟ことアドヴァルドに狙われるお話です。
おおき先生が描き出す素晴らしい世界観、顔面偏差値の高さ、肉体美、豊かな表情――ぜひお楽しみください。
こちらは2017年に同じレーベル「DeNIMO」さんより小説版を電子書籍化していただき、2019年4月に角川ルビー文庫さんの「ルビーコレクション」にて紙書籍として刊行していただきました。

「騎士と王太子の寵愛オメガ～青い薔薇と運命の子～」
（画・兼守美行先生／ラルーナ文庫）

2021年7月に刊行していただきました文庫です。
記憶のないオメガのキラは、息子ミールとともに貧しい村で不当な扱いを受けながら暮らしていたのですが、そこに隣国の騎士と名乗る男ジャムシードがやってきます。キラは失踪した隣国王太子の寵妃だと告げて、偽装親子3人とキャラの濃いお供2人の旅が始まります。
オメガバース、記憶喪失もの、子育てものです。一途を極めた攻めをお楽しみいただければと思います。
兼守先生がとてもすてきにイラストをつけてくださいました。全カットみどころですが、最初の挿絵と、ラストの挿絵の、3人の表情の違いをぜひ見比べていただければと思います。とってもすてきです！
今月からAmazonの電子書籍はKindle Unlimited入りしました。入会されている方はぜひこの機会に……！ Renta!さんなどでもお手頃価格でお迎えいただけます。

同人誌

2021年10月のJ.GARDEN50にサークル参加しまして
「それはそれは、しあわせな～商業番外編集」

「モブおじさん無双2」

という新刊を2冊出しました。
モブおじさんは冊子のみ、2020～2021年の商業の番外を3編収録した「それはそれは、しあわせな」は完売したため電子化しております。（モブおじさんは在庫超あります。

2022年は

2021年もずーっと原稿を書いていた記憶があるんですが、今年商業でお披露目になったのは1作でした。
まだ公開されていないものが3作ほどありまして、2022年はいまのところ紙・電子合わせて5～6作をお披露目できるかな、というところです。合間にはまた懲りずに「モブおじさん無双3」などの性癖に忠実な作品を、来年秋のJ.GARDENに向けて書いてゆきたいと思います！

読んでもらうのは奇跡のようなこと

コロナ禍の中で、東京五輪や衆議院の解散総選挙など、たくさんの出来事がありましたが、こうやって小説を書き続けられるのは、応援してくださっているみなさまのおかげです。
1冊読むのって2時間くらいはかかりますよね。人間が起きて活動する時間が15～16時間くらいだと考えると、8分の1の時間を拙著のために割いてもらっているんですよね……。
たった2時間と思うかもしれないんですけど、2時間あれば手の込んだ夕食が作れるし、睡眠時間も増やせるし、ゲームもお腹いっぱいできるわけで。
その1時間、その1分がどれほど貴重か、自分がいつも時間の貧困に陥ってるのでよく分かります。いろんな過ごし方の選択肢がある中で、貴重な時間を私の小説に割いていただいているというのは、本当に奇跡のようなことだなと思います。
筆の遅さや、自分の底の浅ささにしょげることもあるんですが、「恋っていいよなー！」と思ってもらえるような、読んでいる数時間を有意義だったと感じてもらえるような、そんな小説をこれからも一作一作、じっくり編み上げていけたらいいなと思っています。

今年1年、本当にお世話になりました。お手紙や差し入れまでお寄せくださり誠にありがとうございました。大切に大切に何度も読み返しております。
また来年も、モリモリ原稿がんばります！　どうぞよろしくお願いいたします。

滝沢晴　2021.12.04

※画像は「みんなのフォトギャラリー」より杉江慎介さまのゆるかわいいイラストをお借りました。