見出し画像

羅城門

去年、松下隆一さんの羅城門に啼くを読んだのですが。いや〜中々に私好みの小説でしたね!

あらすじ

時代は、恐らく平安時代。京都が舞台です。疱瘡が流行り、人々は怯え死に絶えていました。そんな所に男が3人…という感じで話が始まります。見るからに暗そうな内容ですね笑笑

その3人の中の1人が主人公の"イチ"です。親も知らず、幼少期は奴隷として扱われ、盗みや殺し等の犯罪を重ねてきました。そんなイチが、色々あって上人やキクという女性と出会います。そこからイチの考えは徐々に変化していき…という感じです。
イチがキクと共に暮らす様になって、イチは初めて幸せというものを実感するのですが、この2人の純愛もさる事ながら、上人の考えが沁みましたね〜
今の時代とは真逆の舞台設定だからこそ、考えさせられるものがあると思います。やはり、人間は良い経験ばかりでは無く、辛い事もまぁ経験…とまではいきませんが、辛い事もあるという事実をそれなりに知っておいた方が良い気がしますね。
興味があれば読んでみてください⭐️中々な鬱展開なので、少々身構えが必要かも?
次の記事では月桃夜を紹介したいです。これも純愛?兄妹愛?的な感じで沁みました…
では、また。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?