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実技1【過去問私的解説&ヒント】第56回気象予報士試験

ここでは独学で実技試験を突破した晴野はれのが、令和3年8月の「第56回気象予報士試験の実技1」を「私・晴野はれのだったらこう考えるよ!」という内容でお伝えします。

問1(1)まで無料で公開しております。

出版社が出してる「過去問解説」とは違い、「晴野はれの的過去問解答までの道のり」を私一人で書いており、誰かの監修は受けておりません。
私の考え方が必ずしも正解とは限らないことをご了承の上、ご利用ください。

もしあなたが第56回気象予報士試験の問題と解答をお持ちじゃなければ、まず気象業務支援センターの「気象予報士試験・問題と解答のダウンロード」でダウンロードしてからご覧ください。
(過去5年分の試験問題をダウンロードできます。)


問1:天気図を理解する

【問題文】

問1(1)天気図を読む

【問題文】

①⑫は16方位
③④は10種雲形を漢字で
⑦⑧は符号を付して
⑩は鉛直流の値(符号と単位を付して)
答えます。

ではスタート!

【穴埋め問題文】

東シナ海の中心気圧1006hPaの低気圧は、①「東北東」に②「10」ノットで進んでいますね。

図1

名瀬と鹿児島の下層雲は、それぞれ・・・

名瀬は③「積雲」で(10種雲形・漢字で)

図1

鹿児島は④「層積雲」ですね。(10種雲形・漢字で)

図1

▶︎用語集「雲の記号」

【穴埋め問題文つづき】

国際気象通報式では「00, 06, 12, 18 UTC」の時の過去天気は、「前6時間の天気」のことなので、⑤は「6」時間前。

石垣島の実況によると、過去天気は⑥「雷電」。

図1

名瀬の気圧変化量は⑦「 - 4.2 」hPa。

図1

鹿児島の気圧変化量は⑧「 - 1.3 」hPa。

図1


【穴埋め問題文つづき】

華南の東経115°付近にあるトラフの東側にある強風軸は、概ね⑨「 5760 」m の等高度線に沿っています。(等高度線は 60 m ごと)

図2

【穴埋め問題文つづき】

東シナ海の低気圧に伴う700hPa面の上昇流の最大値は⑩「 - 121hPa/h 」(符号&単位付き)

図3

低気圧の進行方向前面では850hPa面で最大⑪「 40 」ノットの風が、⑫「南南東」(16方位)から吹いている、強い⑬「暖気」移流の場になっている。

図3

【穴埋め問題文つづき】

東シナ海の低気圧に対して⑭「海上強風」警報が発表されていて

図1

▶︎用語集「海上警報の記号」

この低気圧は予報円が描かれてないので、24時間先までの最大風速は、海上暴風警報に達することは予想されてませんので、⑮は「48」ノットですね。

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