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実技1【過去問私的解説&考察】第60回気象予報士試験

受験勉強、お疲れ様です!

ここでは独学で実技試験を突破した晴野はれのが、令和5年8月の「第60回気象予報士試験の実技1」を解く場合、「私・晴野はれのだったらこう考えるよ!」という内容でお伝えします。

現在、問1(1)まで無料で公開しております。

また、出版社が出してる「過去問解説」とは違い、「晴野はれの的解答までの道のり」を私一人で書いており、誰かの監修は受けておりません。
私の考え方が必ずしも正解とは限らないことをご了承の上、ご利用ください。

もしあなたが第60回気象予報士試験の問題と解答をお持ちじゃなければ、まず気象業務支援センターのホームページよりダウンロードしてからご覧ください。

模範解答も「気象予報士試験・問題と解答のダウンロード」で手に入ります。


問1:地上天気図から

【問題文】

冬の問題です。

問1(1)地上天気図を読む

【問題文】

⑪のみ選択問題です。
サクッと終わらせよう〜

【穴埋め問題文】

日本海中部には前線を伴って発達中の1000hPaの低気圧があり、(① 30)ノットの速さで東北東に進んでいます。

図1:地上天気図

この低気圧に対して(② 海上暴風)警報が発表されいます。

図1:地上天気図

▶️海上警報(記号)はこちら

低気圧中心の南西側1100海里以内と北東側 900海里以内では、最大で(③ 50 )ノットの風が吹いています。

図1:地上天気図

また、三陸沖には2つの低気圧があってともに(④ 東北東)に進んでおり、関東の東にも低気圧があって東に進んでいる。

【穴埋め問題文つづき】

図2(下)によると、700hPa面では、日本海中部の低気圧と三陸沖の2つの低気圧ともに、低気圧の中心付近から進行方向前面で上昇流が強く、その値は最も強い所で(⑤ -113hPa/h)です。

図2(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流解析図

850hPa面では、三陸沖の2つの低気圧の進行方向前面で(⑥ 暖気 )移流が、日本海中部の低気圧の進行方向後面で(② 寒気 )移流が明瞭となっています。

図2(下):850hPa気温・風,700hPa鉛直流解析図

【穴埋め問題文つづき】

図3の日本海中部の低気圧と三陸沖の2つの低気圧に対応する雲は、低気圧の中心付近から北側を中心に明白色。

赤外画像で明白色なので(⑧ 雲頂高度)の高い雲域ということですね。

日本海西部のウルルン島では、全雲量は8分量の7で、雲の種類は(⑨ 積雲)と(⑩ 層積雲)、天気は(⑪ 弱い)しゅう雪となっています。

図1:地上天気図

▶︎全雲量(記号)
▶︎雲の記号
▶︎天気記号

模範解答も
① 30 , ② 海上暴風 , ③ 50
④ 東北東(北東), ⑤ -113hPa/h, ⑥ 暖気
⑦ 寒気 , ⑧ 雲頂高度(雲頂) , ⑨ 積雲 
⑩ 層積雲 , ⑪ 弱い
*⑨と⑩は逆も可

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