
実技1【過去問私的解説&ヒント】第57回気象予報士試験
今日もお疲れ様です!
ここでは独学で実技試験を突破した晴野が、令和4年1月の「第57回気象予報士試験の実技1」を「私・晴野だったらこう解くよ!」という内容でお伝えします。
問1(2)まで無料で公開しております。
出版社が出してる「過去問解説」とは違い、「晴野的過去問解答までの道のり」を私一人で書いており、誰かの監修は受けておりません。
私の考え方が必ずしも正解とは限らないことをご了承の上、ご利用ください。
もしあなたが第57回気象予報士試験の問題と解答をお持ちじゃなければ、まずこちらでダウンロードしてからご覧ください。
↓ ↓ ↓
模範解答に関しても「気象予報士試験・問題と解答のダウンロード」で手に入ります。

問1:実況天気図から
【問題文】

問1(1)地上天気図を読み取る
【問題文】



九州の南西海上の低気圧は、中心気圧①「992hPa」で、東北東に②「20ノット」で進んでますね。

模範解答も①「992hPa」,②「20ノット」です。
では次。

③は漢字で答えます。
地上天気図によると、この低気圧に対して③「海上強風」警報が発表されています。

模範解答も③「海上強風」です。
では次。

東シナ海,黄海,日本海および日本の東の海上濃霧警報が発表されている海域では、視程が概ね④「0.3」海里以下、または24時間以内に概ね④「0.3」海里以下になる濃霧が予想されています。

模範解答も、④「0.3」です。
海上濃霧警報は、視程(水平方向に見通せる距離)0.3海里(約500m)以下となっています。
頻出問題なので、きっちり覚えておきたいですね。
では次。

⑤は十種雲形を漢字で答えます。
鹿児島では下層で⑤「積雲」が観測されており、21時現在の雲量は9。
天気は問題文下の選択肢から適切な語句を選ぶとあるので、⑥「曇り」ですね。

模範解答も⑤「積雲」,⑥「曇り」です。
では次!

⑦は「166」×10^(-6)/s。

850hPaの温暖前線は地上の温暖前線より北側にあり、等温線の集中帯や風向の水平シアが大きいところです。
トレーシングペーパーに地上の温暖前線を記入し、図3下(850hPa解析図)と重ねてみると・・・

850hPaの温暖前線はこの地上前線より、やや北側になるので、概ね18℃と15℃の等温線の間にあるのがわかりますね。
矢羽を見て風向のシアも考慮すると、⑧と⑨は「18」と「15」。
模範解答も⑦は「166」,⑧と⑨は「18」と「15」。(順不同)
では次〜


地上低気圧の中心の北側は輝度温度が⑩「低」い発達した対流雲ですね。真っ白じゃないしね。
模範解答も⑩「低」です。
次・・・

⑪も漢字で答えるという条件を出されてます。
バルジの南端のすぐ西にあるのは、前線の「〇〇」点って、⑪「閉塞」点ですね!

模範解答も⑪「閉塞」点です。

問1(2)強風軸を記入
【問題文】

強風軸が3本あるとして、破線の範囲内であと2本記入すればいいんですね。
ちなみにスタートとゴールの位置はココ↓

強風軸は周囲より風速の強い所をつないでいけば、見えてきますね。
ゴールの矢印の角度がしっかり決められているので、かなり楽だと思います。
というわけで、ゴールの矢印の角度に合うように記入していきます。
注目するのは「矢羽」と「等風速線」です。
「等風速線」が見えにくいので、ちょっと色をつけてみました。(試験本番はこんな面倒なことしないでくださいね。)

赤い色をつけた箇所は風速80ノット以上、黄緑色の箇所は風速60ノット以上です。(気持ち悪い配色でごめんよ)
個人的に等風速線の凸部分がポイントになると思ってます。

どや!ってことで、模範解答と重ねて確認します。

毎度のことですが、微妙!
晴野的に重要だと思うポイント
風速の極大値
等風速線のほぼ凸部分
は押さえれているけれど・・・滑らかさが足りないかな。

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