実技1【過去問私的解説&ヒント】第58回気象予報士試験
受験勉強、お疲れ様です!
ここでは独学で実技試験を突破した晴野が、令和4年8月の「第58回気象予報士試験の実技1」を「私・晴野だったらこう解くよ!」という内容でお伝えします。
現在、問1(2)まで無料で公開しております。
また、出版社が出してる「過去問解説」とは違い、「晴野的過去問解答までの道のり」を私一人で書いており、誰かの監修は受けておりません。
私の考え方が必ずしも正解とは限らないことをご了承の上、ご利用ください。
もしあなたが第58回気象予報士試験の問題と解答をお持ちじゃなければ、まずこちらでダウンロードしてからご覧ください。
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模範解答に関しても「気象予報士試験・問題と解答のダウンロード」で手に入ります。
問1:実況天気図から
【問題文】
真冬の問題ですね。
問1(1)地上天気図を読み取る
【問題文】
では穴埋め文を解いていくよ〜
天気図(図1)の下方にある文字を読めば答えられますね。
図1より、
DEVELOPING LOW
990 hPa
33N 136E
NE 45KT
EXPECTED WINDS 30 TO 65 KT
WITHIN 1400 NM OF LOW S-SEMICIRCLE
AND 800 NM ELSEWHERE
WITHIN NEXT 18 HOURS
日本語にすると
「発達中の低気圧
990 hPa
北緯33° 東経136°
北東 45 ノット
今後18時間以内で、低気圧の南半円の1400海里とその他のところは800 海里以内で予想される風速 30 から 65 ノット」
というわけで、①「45」ノットの速さで②「北東」へ進んでます。
この低気圧に対して発表されている警報は、③「海上暴風」警報。
続けます。
今後は④「18」時間以内に最大風速が⑤「65」ノット。
次に、「今後24時間以内に」と問題文にありますが、図1 には「18時間以内に〜」という条件しか書かれてません。
とはいえ、「18時間以内」は「24時間以内」なので、そのまま使える情報だと思います。
だから、この低気圧に伴って⑥「30」ノット以上の風が吹く可能性がある領域は、低気圧中心の南側⑦「1400」海里以内と北側⑧「800」海里以内である。
日本海にも低気圧があり、⑨「東北東」へ進んでいます。
紀伊半島沖の低気圧の前線位置をトレーシングペーパーで写し、図2(下)と重ねるとわかりますね。⑩は「12」℃。
この前線に伴う等温線の集中帯の温度傾度は、温暖前線の方が寒冷前線よりも大きいか、小さいか。⑪の選択肢から選びます。
答えは見たまま、⑪「大きい」ですね。
また、文脈から⑫は上昇流のことだと推測できるので、⑬は「低気圧性循環」の中心付近になると思います。
上記のことから⑫は、「-38hPa/h」になります。
模範解答も
①「45」,②「北東」,③「海上暴風」,④「18」,⑤「65」,⑥「30」,⑦「1400」,⑧「800」,⑨「東北東」,⑩「12」,⑪「大きい」,⑫「-38hPa/h」,⑬「低気圧性循環」
ここまでは余裕でしょう〜
問1(2)海面気圧値
【問題文】
地上天気図の等圧線は次のようになってます。
太実線:20hPaごと
実線:4hPaごと
破線:2hPaごと
天気図より1000hPa以上1004hPa未満で、小数点以下は切り捨てなので・・・答えは「1000 , 1001 , 1002 , 1003」です。
模範解答も「1000 , 1001 , 1002 , 1003」。
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