【超短小説】年雄と蛇の夢

年雄は夢をみた。

蛇が出てくる夢だ。

年雄は蛇が苦手な方だが、不思議と怖くなかった。

何となく、可愛らしく年雄の足に絡まる。

そして、スルスルと年雄の体を登る。

怖くない。

むしろ心地がいい。

蛇が年雄の頭の上まで登り、クルっと丸まった所で目が覚めた。

"これは何かある"

年雄は出掛ける準備をした。

静かに、そして勇ましく。

年雄の目は燃えていた。

自転車に跨り、いざ出陣!

浜本年雄40歳。

今日は負けられない。

そんな思いでパチンコ屋さんに到着。

でぇい!

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