一般酒飲みの私見で選ぶやばい酒ツートップ(前編)

どうも、HarDr1nker(ハードリンカー)です。

今回はタイトル通り、一般的な酒飲みの私見で選ぶ、やばい酒のツートップを書いていきたいと思います。
当方、特にお酒に関わる仕事はしておらず、基本的に宅飲み派です。

お酒はまだ飲めないって方、お酒はあんまり飲めないって方向けに書いていきますと言いつつ、単なる戒めで書くだけです、はい。
お酒に詳しい方や酒豪の方には特に意味の無い話になるかと思いますので、回れ右で大丈夫です、良き飲酒ライフを。

HarDr1nkerの経験と独断で選ぶ、やばい酒ツートップ、その内の一対を成す、安い麦焼酎について今回は書いていきます。
とは言え、お酒を飲むのが苦手な方は「飲んだけれども駄目だった」、或いは「試そうとも思わずに飲んだ事が無い」、のどちらかだと思います。これに嵌る前に回れ右。この世界を知らずに生きて。

さて、やばい酒とは言いましたが、「安い麦焼酎が危ないかどうかは人次第」という結論を先に出しておきます。私にとっては危険でした。
ぶっちゃけ飲めない人にとっては飲まなければ良いだけなので、特に危険でも何でもないです。
また、節度を持って楽しめる方も、同様に危険では有りません。
お酒沢山飲むよー、って人がこれに手を出すと危ないと思います。特に危険なのが安い麦焼酎。しかも2.7リットルとか4リットルボトルサイズのはもう危険。大容量の25度のとか飲み始めた日には超危ない。
酒量のコントロールが出来ない人間がこれに手を出したら待つのは破滅。
私はこれで破滅しそうだ、という未来が見えたので安い麦焼酎を買うのは止めました。
アルコールによって引き起こされる健康被害だとか、所謂酒乱によるトラブルだとか、そういう事には一切触れませんので、そういうのが知りたい方には読む価値無いです。インターネット上に溢れ返っているエビデンスの有る記事をお読み下さい。

閑話休題。

焼酎の中でも麦焼酎は値段(コスパ)、量、癖の無さ、酔い易さ(度数)、あらゆる面でハイスペック。様々な要素が安酒飲みの心に刺さり決して離さない。

1.安い麦焼酎の沼、コスパと量の関係

先ず値段、そして量。お店やメーカーによって値段に差は勿論有りますが、麦焼酎は基本的に総じて安い。特にプライベートブランド系や、マイナーなメーカーの物は特に安いです。
昔愛飲していた某何とかアイのは25度の4リットルで税込み価格で2000円しません。他のお酒は余り当て嵌まりませんが、焼酎だけは何故か多くなればなる程にコスパが跳ね上がっていきます。
今(2020年3月、及び投稿するに至った6月現在。)値段を見たところ、25度の4リットルで税込み1831円、900mlだと533円。ちなみに20度だともう少し安くなります。

1831円/4リットル=1リットル辺り457.75円に対し、533円/0.9リットル=1リットル辺り592.22222...円。
(ちなみに2.7リットルボトルは税込み1309円で、1リットル辺り484.814815円)

これだけの差が有ります。計算すると如実ですけれども、別にここまで細かく計算しなくとも、「900mlの4本買うよりも、4リットル1本の方が安く多く買えるのか」ってのはパッと見ただけでも十分お分かりになると思います。
元々尋常ではないコスパなのに、更に破壊力が増しちゃう。リキュールやスピリッツは安い物でもボトル1本1リットル入っていないもので1000円前後。
ウィスキーなんかも安い物は安いですが、某アイの麦焼酎界ではコスパが悪い方の900mlで533円ですら匹敵する安いウィスキーはほぼ無いです。恐らく皆無かと思われます。

更に重要なのが「これが普通のスーパーで買えてしまう」事です。リキュールだのスピリッツだのはスーパーで買うにはちと高いです。チェーン店の酒屋の方が種類が豊富で少し安い。しかし焼酎はスーパー価格でこの破格さ、ってのがこいつの怖いところなんです。食材やお摘みを買う序に、で買ったらもうアウツ。抜け出せない。

量の割に値段がかなり安いので「ダメ元で試してみよう」、と900ml等の少ないやつから始まり、慣れると段々とコスパを求めて大容量を買う様になるかと思います。ここで決して飲み過ぎず、毎回適量を保ち、時に休肝日も確りと挟んでいればまだ大丈夫でしょう。
しかし、安いからと多量に飲んでしまう様であれば・・・おめでとうございます。アルコール依存症に片足を突っ込み始めましたよ。ここまで来ていると焼酎のラベルに書かれているプリン体ゼロとか糖類ゼロって言葉も何だか免罪符の様に思えるレベルに達している事と思います。でも酒って時点でもう、飲み過ぎればどんな酒でも体には害しか有りません!残念!

2.酒を飲み慣れてくると危険な味と度数

もう一つ怖いのが癖の無さと酔い易さ。癖が無い上に度数も強いのでダブルパンチでやばい。お酒に飲み慣れていないと「焼酎に癖の無さとか何言ってんだこいつ」ってなると思います。俺も昔はそうだった。
二十歳そこそこの頃、空前の艦これブームで、居酒屋で見た「黒霧島」の文字に「あ、これ艦これで見たのと同じ名前が入ってる!」って頼んで轟沈した過去が有ります。でも今では黒霧島を美味しく頂けます。酒飲みは成長するもの。

大体焼酎に手を出そうってなって、更にはこういうやっすい焼酎を買おうって考える時点で頭の中は「美味しいお酒を飲む」ではなく、「安く酔う」である。良いとこ「美味しくて安いので酔う」であって、大差無い。惰性で毎日飲んでいるのはもう確定的に明らか。
その時点でもう、お察しやろ・・・?
そしてそう考える頃になると、まぁ色々な種類のお酒に手を出して、お酒の味にも慣れて、飲める様にもなっている。そのレベルに達していると、麦焼酎ってのはまぁ癖が無くて飲み易いんですわ。少し苦手かも、って思っても薄めれば癖は殆ど無くなるし、何なら慣れたら25度とかストレートでもいける。
度数が強いと感じればロック水割り、冬ならお湯割りだったり、刺激が欲しければ炭酸水で割る焼酎ハイボール(所謂「酎ハイ」)等々、それなりの度数を持つが故に割ってもアルコールを感じられるので、飲み方の間口もかなり広いのです。
手っ取り早く酔いたければストレートでぐいっと飲めば良いし、お好みで何か加えて自分なりの個性を出して楽しんでも良い。
贅沢しない日には持ってこいの安酒飲みの味方。
酒量コントロールが出来ない人間にとっては大敵でしかないが。

ちなみに、ウィスキーやスピリッツ等の40度前後からはストレートだと喉が焼ける辛さを持っているので、それが出来るところまで来ると更に上位の酒飲み。リキュール類は焼酎と度数が近いけれども、あれは基本的に単体で飲むにはシロップみたいなものなのでお勧め出来ない。

3.真のやばさ

真のやばさ、それは「安く酔う」って思考になった時に、麦焼酎に行き着く事、だと個人的には思います。
今まで散々書いてきましたが、すっ飛ばしてここだけ読んでも良いです、と今更言っておきますね。時間は返しませんが。

安く酔おうとした時、麦焼酎ってあらゆる面でハイスペックなんです、本当。
多く買った方が安いのでコスパを求めて大容量を買う。
すると手元には大容量の麦焼酎が有るので、酒量の制限を掛けないと沢山有るからと幾らでも飲めてしまうし、4リットルで2000円しないと考えると、「1/4の1リットルを飲んで500円以下」である。
安いから多いのを買う。安いし多いからついつい飲んじゃう。度数が強いから酔っちゃう。酔って判断が鈍る。沢山有るから追加で飲んじゃう。無くなったから安く買う為に多いのを買う。以下無限ループ。
焼酎って慣れると飲み易いし、その上度数は強いのでガツンとアルコールが回る。しかし慣れると酔い難くなる(当然、個人差有り。)ので更に飲む。でも安いので懐にはそんなに響かない。
居酒屋等に行った事が有れば分かると思いますが、大体500円でグラス一杯のビールや薄いサワー、日本酒の1合、ウィスキーのロックならワンフィンガー程度の量しか飲めないご時世、こいつなら非常に安価に飲めてしまう。
大酒飲みにとってコスパ神、それが焼酎です。

お酒を飲まない方にはピンと来ない話かと思います。そこで珈琲に置き換えてみましょう。豆を炒って挽いてから淹れる珈琲を好む方はインスタントや市販の物は美味しくない、と飲む気にならないと思いますし、何らかの拘りをお持ちだと思います。これが本来の嗜好品の在り方です。
一方で「眠気覚ましにカフェインを摂りたい」って方はインスタントや市販品を活用し、安価で手軽に珈琲(と言う名のカフェイン)を飲みたいと思うでしょう。これを酒飲みの話に戻すと、安価にアルコールを摂取したい、となります。恐ろしいですね。
例に挙げた珈琲であれば各々の好み、で片付く話なんですけれども、お酒の場合は「好きなお酒を飲む」のではなく、「酔う為に飲む」になったら終わり、って事です。(戒め)

4.終わりに

お酒を飲まない人や苦手な人、或いは確りと己を律し節度を持って楽しめる人からすると「何言ってんだこいつ」ってなる事請け合い。でも俺は安く手軽に酔う酒を探して麦焼酎に行き着きました。そして暫く飲んで、「これは身を滅ぼす」と感じて安い麦焼酎からは手を引きました。適度に適切に適量を楽しむ分には安くてとても良いお酒です。しかし、その安さ故に心が緩み易いのは事実。酔いもそれを増長させます。酒は飲んでも飲まれるな、とは本当良く言ったものですな。
乱文長文失礼致しました。ここまで御読み頂き有難う御座います。

人のお金でお酒が飲みたい_(:3」∠)_