名前で呼ばれない人

いろんな事情で名前で呼ばれない人・・・ぼくもその一人。 昔話のついでにうっかり『先生をしてた』って言っちゃうと、以後は名前では呼ばれず『先生』と呼ばれることがある。先生してたのは何十年も前のことなのに。 相手にとってこの呼び方は便利だ。ぼくの名前を忘れても、あるいは、ぼくの名前をハナっから覚える気がなくても、『先生』といえば通じるのだ。 悪いことに、いったん『先生』という呼び方が誰かに知られると、この呼び方が周りの人にも広がる傾向があるように見受けられる。 こうして、ぼ

2ミリのボウズあたまにした話

ここ数年、髪の毛が薄くなってきたのを気にしていた。 伸ばし放題にするという作戦で薄い部分を隠そうとしてきたが、伸ばした毛がうっとうしくてしかたがない。いよいよ、伸ばす作戦も限界か。 そこで、いっそボウズにしてしまえば薄毛も目立たないのではと発想を180度転換した。 ついに昨年の末、電気バリカンをアマゾンで購入し、2ミリの坊主頭にしてみた。 これは爽快だ。癖になりそうなくらい爽快だ。 手のひらで頭をなでると、坊主頭のじょりじょりした感触が快感だ。 いつまでもなでていたいくら

駅前にて

駅前のベンチに本を広げ、地面にひざをついてひたすら音読するじいさんがいた。 お経、念仏なのかなあと思って近寄ると、2冊の本のうち1冊は閉じられていて表紙には英会話なんとかという書名が見える。 じいさんが読み上げている本は何語かはわからない。だって、単語の区切りもなく、文の区切りもなく、イントネーションも強弱もなく、ただただずらずらと棒読みで読み上げるだけだから。 おじいさん、家では迷惑がられているのだろうか。駅前の野外ベンチで何語かをひたすら読み続ける姿になんともいえな

ガリガリ

子馬と老人

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インコ

おっさん

ことり

lobster

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