英語多読 :“Where the red fern grows”
こんにちは^ ^
現在、英語多読実践中のyu_です♪
今回もの凄く素晴らしい本に出会ったので、多読挑戦中の方に是非お勧めしたいと思い書いています。
Ozark mountainsが舞台のこちらの本。
二匹のredbone coonhound (猟犬)と少年Billyとのcoon hunting (アライグマ猟)を通した絆の物語です。
どうしてもredbone coonhound のpuppy が欲しい10歳のBilly(しかも一匹ではなく二匹)。
しかし経済的余裕のない家庭環境の為、釣人達に餌を売る、berryを集めてお金にする等々の10歳の少年が出来る精一杯のことを積み重ね、約2年もの歳月をかけて小銭を稼ぎ、ついに2匹のcoonhound を手に入れます。
そこからhunting を通して様々な事が起こっていき、、、
Billyと犬達との絆の強さには本当に感動します。
涙が出るほど。
父親や母親、兄妹、祖父との関係性にもそれぞれ心が温かく。
作者の方の少年時代の体験がベースになっている為描写が細かく、丁寧で臨場感があり、
自然に詳しくないし猟にも正直興味が薄い私でもとてものめり込んで読むことが出来ました。
興味のあるテーマでは無いのにどうして私はこんなにも入り込んだのかなと考えてみると、
それは恐らく登場人物皆の感情、心の動き、弱さ、葛藤、等々が丁寧に描かれていたからだと思います。
私は映画や漫画等でも、人の心の動きが見えた時に面白さを感じるんですよね。
作者の方が、ずっと作家になる夢を諦め切れず、50手前にしてついに作家になれたこと。
そしてその最初の作品がこの本であることにもグッときました。
どれだけの思いが込められているのだろうと。
“犬達とBillyの間にある愛情を皆が持ったらもっと世界は良くなるのに”
という所に、作者の思いを強く感じました。
そして今回は特に原書で読めて良かったと強く思った作品でした。
アメリカの大自然やそこでの生活の描写は、やはり英語で読む方が雰囲気がそのまま伝わってくるような気がします。
それはどの作品でも同じかもしれないけれど、でも今回は特にそれを感じたかなぁ。
私はこの本を読んで
•昔のアメリカの自然の中での暮らしを垣間見ることが出来た
•アライグマ猟というものを知ることが出来た
•キリストの教えが日常でどの様に根付いているかの一例を垣間見れた
のが新たに得られたものかな。
あとは母親の子供を心配する気持ちはいつの時代も、国が違っても同じなのだなぁと感じました。
自分も親になって親側の気持ちも痛い程分かるので、子供との距離の取り方について考えさせられました、、(難しい!)
そして最後にこの本のタイトルの意味が分かった時、、グッときます。
是非読んでみて欲しいです。
この作品は現地アメリカでは教育の現場で度々扱われる様な作品とのこと。
その様な現地の人の共通知識を知っておくことは、他の作品やネタを理解するのに役立つので意識して選んでいきたいなぁと思っています。
この作品も選ばれている、児童書100選のリンクを貼っておきますね♪
何を読もうか迷った時はこの中から選ぶのもお勧めです^ ^
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