マガジンのカバー画像

コーヒー

2
コーヒーの学びをアウトプット。
運営しているクリエイター

記事一覧

コーヒーの歴史 秘薬から世界へ

イスラム教門外不出の秘薬コーヒーはイスラム教の修道僧たちによってイスラム教門外不出の秘薬として愛飲されており、一般の人間が口にする事はありませんでした。 はじめは種子を擦り潰して脂を混ぜ、団子にして食用としていましたが、その後、実と葉を一緒に煮て煮汁を飲むようになり(カスカラティー)、実の皮と種子を天日で乾かして使うようになりました。 また、豆が焙煎された経緯は不鮮明とされており、イスラム教が他の宗派から独占したかった為、種実のままでは発芽してしまうので火を入れたと云われる説

コーヒーの歴史 2つの起源説

コーヒーの歴史 2つの起源説 コーヒーの発見には様々な言い伝えがありますが、その中でも代表的な伝説が2つあります。どちらの伝説もいつ頃のことかはっきりしたことはわかっていませんが、最も古いコーヒーについての文献は、900年頃 アラビアの医師ラーゼズによって『古来、エチオピアに原生していた灌木バンの種実(コーヒー豆)を砕いて煎じ出した樹液バンカムは、一種の薬として胃の消化に良く、強心、利尿作用がある』と書き残しており、当時は薬としてとても珍重していたことが分かっています。 そ