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リアルに人が出会う場を支えるクラウドファンディングに出資しました

新型コロナウイルスの影響で飲食店が苦境というのはご存じと思いますが、同様に囲碁や将棋、麻雀などテーブルゲームを楽しむ街のサロンもいま大変な苦境に立たされています。

そうした中、囲碁インストラクターの長井多葉紗さんが発起人となって、囲碁施設を支援するためのクラウドファンディングを開始されました。単に小口で支援金を出すかたちの他、お店がそれぞれ工夫して設定されているギフトを指定して出資することも可能で、バラエティ豊かな内容となっています。

(開始して数日で当初予定の300万円を早々に達成し、現在はネクストゴールに向けてキャンペーンを継続されています)

私は一昨年に、ご縁があって囲碁の書籍の編集をさせていただき、またそれをキッカケに囲碁未経験者を集めての体験会を何度も実施させていただいたことがあり、それでお世話になった千代田区麹町のダイヤモンド囲碁サロン様のオリジナルギフトつきのコースを申し込みました。

こうした施設は、盤やテーブルを囲んで遊ぶ都合上ソーシャルディスタンスが取りづらく、また比較的高齢のファンが多いため、万が一罹患すると深刻化の恐れもあるなど、対策の仕方も容易ではないという側面があります。自粛期間にお店が開けにくいだけでなく、期間が明けてもその営業方法が難しいのです。

そういう意味ではクラウドファンディングは一時しのぎではあると思うのですが、なんとかこの間に「新しい生活様式」における営業のあり方にたどり着いてくれればと願う次第です(私の本領であるイベント業界も同じ課題に直面しているためまったく他人事ではなく、一緒に頭をひねりたいと思っています)。

囲碁や将棋のサロンは不要不急の存在であり、ビジネスやホビーのメインストリームとは言えないと思います。しかしそうした業界だからこそ人が生活していく上で必要な「彩り」とは何なのか改めて考えられるのかな、と思うのです。

蒲田カルチャートークのデザインやお手伝いスタッフの謝礼など運営費用に使わせていただきます。大田区の街をこれからも盛り上げていきます!