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カウンセラーになりたかった学生時代

学生時代、よく友人から相談を受けるタイプだった。

恋愛相談とか家族の悩みとか、ジャンルは幅広かった。悩みを聞いて、相手がスッキリしたりラクになったと言ってもらえるのが好きだった。


ただ私が感情移入しすぎるタイプなのか、悲しい話や苦しい話を聞いては一緒に泣いたりしていた。そして、一緒に悲しい気持ちになった。

悩みの打開策を一緒になって必死で考えるのに解決できない時などは自分の無力さにガーン状態だった。

友人を辛い状況に追いやっている登場人物に対して、勝手に怒りの感情が湧いてきたりもあった。私がその人に何かされたわけでもないのに。


今考えると、感情移入して一緒に落ち込んだり怒ったりするのは若くて純粋だったからかな。
悪いことではないと思いつつも、めちゃめちゃ自分のHPが減っていたと思う。
共感力が強すぎていたのか、そもそも私がまだ相談を受けるほどの器ではなかったのか。


相手の悩みは、最終的には本人が解決したり打破していくもの。今なら分かる。
自分のメンタルが一人前になってないのに、カウンセラーになるのは非常に危険だったと思う。

大人になった今でも、やはり悲しい話を聞くと悲しい。しかし、昔に比べると俯瞰して物事を見れるようになった。それは人から相談を受ける時でも、自分が悩んだ時も。

客観的に見るというのは、結構大事だと思っている。


悩んでる時って視野が本当に狭くなりがちだけど、
そういう時こそ手帳でもブログでもメモでもいいから、気持ちや思考を書き出すのは大事にしている。
記録として残しておいて、後から見直すと必ず何かのヒントになる。


そして悲しみや怒りや嫉妬の感情に引っ張られるのは危険。
共感力はマイナスな思考に対してでは無く、せっかくなら面白いこと、ワクワクすること、前向きなことに関してパワーを発揮するべきだと思う。
そのマインドでいたら、自然と楽しい人や話も舞い込んでくる気もしている。

何かに挑戦したい時、勇気を出したいときは、俯瞰で自分を見すぎると一歩が踏み出せなくなるから、主観モードになることも必要だと思う。

アングルの切り換えが忙しいけど、いろいろ試して生きていくことが大事よね。人生長いもの。

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