男女の賃金格差について思うこと

先日、ノーベル経済学賞がアメリカの女性に授与されるいうニュースが飛び込んできた。男女の賃金格差についての研究ということで、興味を惹かれた。
私は、普段男性の多い職場で働いているが、男女の仕事内容について疑問を感じることが多い。

例えば、洗い物(水仕事)は女性の仕事になっている。というか、男性は洗おうとする姿勢すら見せない。シンクに積み重なっていく皿を見て、女性はいたたまれず、「つい」洗ってしまうのだ。まるで我慢大会の敗者さながらである。

この問題は根深い。
女性が洗い物をしている間に、男性は重要な仕事にとりかかる。
女性は遠慮がちで、周りが仕事をしやすいように日々気配りをしている。
それは、職場環境には良いことであるが、女性のキャリアは停滞していく。

若い女性には伝えたい。
男性と同じように働いていいよと。
洗い物もしなくていいし、お菓子も配らなくていい。
そんな時間があるなら、重要な仕事に取りかかって成果を出してみよう。

自分の仕事内容は自分で決めて、キャリアをデザインしていく。
そういう意識がこれからの女性には必要だと思う。

私は男女の賃金格差は、職務内容の違いにあると解釈している。
同年齢、同時期入社であっても職責に違いが出てくるのは、割り振られた仕事内容のどれを選択したかによる。
女性は、与えられた仕事の中で積極的に重要な仕事に取り組むこと。
雑用こそ男女平等に。
上司や同僚に気を使って、空気を読みすぎないこと。
女性自身がそのバイアスを取り払うこと、それが賃金格差を減らせるのではないかと思う。

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