4月限定誕生石ダイヤモンド、モルガナイト開発秘話
こんにちは。
福岡でいとをかしなお菓子、大好物な鉱物、こうぶつヲカシの開発担当をしています、ハラペコラボのナミです。
月の誕生石 についての開発秘話をご紹介したいと思います。
毎月、だいたい2ヶ月前には決定できるように進めていますが
最初に、その月の誕生石はなんだろう? から始まります。
4月の誕生石だと、ダイヤモンドとモルガナイト。
誕生石の原石や宝石の写真を検索したり、鉱物図鑑を開いたり
こんな感じがいいかなぁと頭の中でイメージを膨らませ
ノートに図を書いてみたり。
4月なので色合いは春らしい色の方がいいかな、味のバランスはどうかな
箱の中の配置や形のバランスも一緒に考えます。
今、制作に使っていない色合いや表現などは、琥珀糖の素作りからラボメンバーに依頼。 写真をみせ、イメージに近づくように何度も試作を重ねました。
形はなるべく本物に近づけつつ、カットする職人さんたちが一度に何百個も制作すると考え 、切りやすいよう、でも見た目が華やかになるよう工夫していました。
4月の誕生石で1番難しかったのはダイヤモンドの表現。
もともとダイヤモンドの一粒カットはありましたが
それを誕生石の一箱として、まとめるとなると、どう表現しようかな?と
あれこれ考えました。
黒い塊のような原石でいいのか、ダイヤモンドの一粒を大小とカットするのか、、、
お菓子でもあるので、彩=味の多彩さにも繋がります。
様々な形を思いつく限りカットし、乾燥を待ち、出来上がったものを箱にいれてバランスを見てみる、それを何度も試していきます。
イエローダイヤモンドの原石は、石を面取りしたら形が似ていて表現できそう!また新たなカットの表現が生まれて、嬉しい瞬間。
ハーキマーダイヤモンドは水晶だけど、その透明度と輝きから、その名前が付けられている石。
同じ箱に入れたら見栄えがしそうだし、なにより私も個人的に、その見た目が美しくて好きな石だったので、4月の箱に入れたいなと思いました。
モルガナイトは淡い綺麗なピンク色が可愛らしい宝石。
こちらも何百とカットすることを考え、宝石だけど切りやすい形にし
プリズムとスタッフの間で呼んでいる、何色も混ざった淡い色合いの飾りを周りに付けてみました。
誕生石の表現が決まれば、あとは色のバランスや形、味のバランスを調整。
中身が全て決定したら、その誕生石に合う色合いの箱選び、カップの色選び、リボンの色選び。
成分表を作るのに、使ってる味ごとにgを計り、味の設計図をデザイナーさんへ依頼します。
そして商品画像の撮影に入ります。
本物の色となるべく近づくよう、実際の物と変わりなく美しくみえるよう、補正作業も大切な過程。ここは最も気を遣い、力を入れてるところのひとつです。
毎月決まった形があるわけではないので、その都度、色々試行錯誤し、悩ましい過程なのですが、これ!と決まった時の喜びはひとしおです。
月の誕生石
誕生日だけではなく、記念日やコレクションとしても
たくさんの方に喜ばれる作品になりますようにと心を込めて、制作、生み出されています。
来月もぜひお楽しみに。
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